1: ネギうどん ★ Ze7CISWJ9 2025-09-29 14:00:31 8月16日〜17日に開催された世界最大の同人誌即売会「コミックマーケット106(以下、コミケ)」の来場者が約25万人だったと発表された。この数が、前回より約5万人も減少しており、ネットを騒がせている。なお、昨年の夏に開催された「コミックマーケット104」は約26万人だったため、シーズン比でも約1万人の減少といえる。(略) コミケの売り上げが減った コミケ当日の会場を撮影した写真を見てもわかる。かつて、コミケの会場といえば参加者でスキマがないほどぎゅうぎゅうになっているイメージが見られた。最近のコミケは混雑こそしているものの、余裕があるように思える。コミケに30年ほど参加し、頒布の際には列ができる“大手サークル”と呼ばれる漫画家はこう話す。 「私もそうですし、周りのサークルを見ても、壁サークル(行列ができるため、同人誌を頒布するスペースが壁に配置されるサークル)を見ても、明らかに以前ほど列ができていない。いい意味で捉えると、初心者でもコミケは参加しやすくなった印象があるし、殺伐とした雰囲気はなくなりました。 10年前と比べたら、同人誌の売り上げはかなり減ったという意見が聞かれます。一昔前は同人作家がコミケの売り上げでマンションを買ったとか、高級車を買ったという声もあったのですが、今ではそういった景気のいい話は聞かれません。実際、羽振りの良い同人作家はほとんどいないのではないでしょうか。 (略) オタクの公式志向が強まっている コミケに出展する同人サークルが頒布するものは、オリジナルの漫画やグッズ、評論、研究など様々である。一概には言えないものの、代表的なものの一つが、いわゆる二次創作の同人誌だ。行列ができるサークルが頒布する同人誌には二次創作が多いことから、来場者が求めているものであることは間違いない。 二次創作は「鬼滅の刃」や「【推しの子】」などの漫画をベースに、同人作家がファン活動の一環として制作した漫画やイラスト、グッズなどであり、いわゆる公式ではない。一方で、昨今のオタクは、公式志向が強まっていることを指摘する声がある。アマチュアが描いたものに魅力を感じられなくなったというのだ。前出の同人作家が言う。 「私は、“コミティア”などのオリジナル作品の展示即売会が活況を呈していることから、決して同人誌即売会という文化は衰退したわけではないと思っています。ただ、コミティアがあれだけ盛り上がっているということは、二次創作に対する興味は以前より薄れてきていると思うんですよ。 以前は公式が出すグッズが極めて少なく、アマチュアが作る同人グッズが需要を満たしていた部分があったと思います。最近では公式のグッズが豊富なので、同人グッズを買う必要がなくなりましたからね。コミケは同人誌を通じてファン同士がつながる場でもありましたが、今ではSNSなど、替わりになる場はいくらでもありますから」 続き、全文はソースで…