前橋ウィッチーズ 1: 2025/09/26(金) 06:41:37.06 『虎に翼』から一年。吉田恵里香が 『前橋ウィッチーズ』に込めた想いと、当たり前を疑い続ける理由 ─吉田さんが脚本を手がけられた『ぼっち・ざ・ろっく!』(2022年)では、原作にあった“女性キャラクターの胸を笑いに変える”ような描写を割愛されたと、小説家・大前粟生さんとの対談(2023年実施)で拝見しました。 本作も同じく10代の少女が主人公ですが、制作にあたって特に意識された点があれば教えていただけますか。 前橋ウィッチーズでは意図していない過剰な可愛さは描かないようにしました。 これは監督とも話し合った点ですが、アニメでは女の子が走ると、意図せず内股で描かれることがありますよね。 無意識のうちに当たり前にされている部分を再度この作品ではどうするかを話し合いました。 意識してやるかやらないかの違いは非常に大きいと思っています。 これは監督の意図だと思いますが、不必要なお尻なめからのズームなども本作には描かれていません。 みんながガツガツご飯を食べている所も良い意味で色気がなくて私は好きです。 ─それらは女性の方に本作を楽しんでほしいという想いからの配慮なのでしょうか。 それもありますが、もう一つ大きかったのはたとえ架空のキャラクターだとしても、アニメで“10代の子”を描くときには、気をつけなければならないことがあるのではないか、ということです。前橋ウィッチーズの主人公は10代の女の子なので。 無自覚のまま「アニメってこういうものだから」と流されてしまうのではダメだと思っていて。 きちんと考えて作品ごとに制作陣が取捨選択することが大事です。 たとえば“10代の女の子が走る際に胸が過剰に揺れる”といった描写も、私個人としてはあまりやりたくはない。 だから走るシーンが入る時は、自分の考えを脚本の打ち合わせで伝えます。それが正しい間違っているという話ではありません。 細かいことかもしれませんが、どんなことでもきちんと話し合える現場は、結果的に作品のクオリティがあがると思っています。 ※関連記事 【悲報】ぼざろ原作のお色気表現を「ノイズ」扱いしてアニメでは改変した脚本家さん、タイバニでは男キャラを脱がせていたwww…