1: ななしさん@発達中 2025/09/14(日) 17:40:18.87 ● BE:866556825-PLT(21500)ID:wb0sBzzi0 世界唯一の月経博物館…台北で20代女性が開業 見学者の4割が男性、国別では日本が台湾に次ぎ2位 月経をテーマにした世界で唯一の博物館が台湾・台北市にある。「小紅厝月経博物館」は20代の女性が率先して3年前にオープンさせ、台湾内外から老若男女が訪れるスポットとなっている。語ることがはばかられてきた月経について、若い彼女たちが訴えたいこととは-。 台北駅からバスで15分ほど。伝統的な食堂や商店の並びに、赤を基調とした博物館はある。ガラス張りの扉を開けると、目に飛び込んできたのは壁一面の子宮の模型。「いろんな手触りのクッションで作ったら子どもたちから好評で、期間限定のつもりが博物館を代表する展示物になりました」。運営するNPO法人「小紅帽 With Red」代表の林薇さん(27)は笑顔で語った。 2022年にオープンした博物館は、築60年以上の長屋の一角を改装して造られた。1階は月経や女性器の仕組み、2階では月経を巡る偏見など社会課題を学ぶ空間になっている。 林さんが月経に興味を持ったのは小学校高学年のころ。初潮を迎え始める年齢になっても、話題にする友人や教師はいなかった。家族に聞くと「そんな話はするものじゃない」と怒られ「多くの人が経験するのに、なぜ隠されているのか」と疑問を抱いた。 転機は、公衆衛生学を学ぶため英北部スコットランドへ留学していた19年。地方自治体や教育機関に生理用品の無償提供を義務づける世界初の法案が提出され、大学そばの議会前では女性たちが可決を求めて声を上げ、友人も参加していた。その姿に「台湾でも生理の問題を取り上げていいのでは」。留学中にNPO法人を立ち上げ、「生理を堂々と語り合える場を作りたい」と博物館を造ることを決めた。 下町を選んだのは「食事や買い物に行くように、気軽に来てほしい」から。開館準備中は近隣の店主から不審がられ、内装を手がけた高齢男性にも「非常識な展示だ」と言われた。「月経は隠すものではない。正しい理解を深めたい」と説明を重ねる中で理解を得て、開館後には知人を連れて見に来る人もいた。 「自分や友達に起きることを知ってほしい」との思いで小さな子を連れてくる親をはじめ、カップルや高齢男性など見学者は幅広く、全体の4割が男性。海外からの訪問も増え、これまでに30カ国・地域から1万人以上が来館した。台湾人に次いで多いのが日本人。修学旅行生のほか、自社の福利厚生の充実を訴える女性が男性上司を連れてきたこともあったという。入館無料で、基本的に寄付金で運営している。…