1: 煮卵 ★ FbWrhVsc9 2025-09-13 11:52:50 車道をふらつきながら歩いていた高齢男性を救助したとして、富山県警高岡署は県立高岡商業高校2年の表龍希さん(17)、高岡向陵高校2年の盤若(はんにゃ)大河さん(16)に感謝状を贈った。 2人は小中学校の同級生で、仲良しコンビが機転を利かせ、一人の尊い命を救った。 (佐野悠太) 7月21日午後8時頃、2人は自転車で遊び先から帰宅中、高岡市三女子の県道で、車道の真ん中付近をふらつきながら歩く男性を見つけた。 「道路の真ん中にいるけど大丈夫かね?」。 2人は一度通り過ぎたが、すぐに現場へ戻った。 男性は今にも倒れそうな勢いで、前後の車は間一髪で男性をよけながら走っていた。 2人が車道に出て男性に「おじいちゃん大丈夫?」と声を掛けると、男性は「わわわ」と言葉にならない様子で返答した。 「危ないよ。こっち来て」と伝えるも、耳が遠いのか返事はなかった。2人はそれぞれ男性の手をつなぎ、歩道へと移動した。 しかし、男性は何度も車道に戻ろうとした。 危険だと判断した2人はすぐに110番し、約300メートル離れたコンビニ店の駐車場まで連れて行った。警察官が来るまでの間、「大丈夫だよ」と優しく声を掛け、最後まで男性に寄り添った。 男性は駆けつけた警察官によって、無事に家族のもとに戻った。 高岡署によると、男性は市内に住む90歳代で、当時、家族が同署に訪れ、行方不明届を出そうとしていたところだったという。 8月20日に行われた感謝状贈呈式で、豊田馨署長は「勇気のいる行動だったと思う。放置していれば、交通事故につながる危険性もあった。声を掛けてくれて本当によかった」とねぎらった。 表さんは「感謝状をもらうのは人生で初めてでうれしい。中学生の時に高齢者が危ないときは声を掛けるように習っていたので、生かすことができた」と胸を張った。 盤若さんは「祖父が同じように行方がわからなくなり、警察に助けられたことがあった。今回は自分が保護できてよかった」と胸をなで下ろした。 [産経新聞] 2025/9/13(土) 8:12…