1: 蚤の市 ★ MLnw81YR9 2025-09-01 06:53:38 参政党の地方議員がいる全国152の自治体を毎日新聞が調べたところ、参政が他党の議員と統一会派を組む議会は30で、連携相手は自民党が14で最多だった。日本維新の会が10、立憲民主党が8、国民民主党が5、公明党が1と続いた。複数の政党と統一会派を組むケースがあり、一部は重複している。議員数の少ない参政が幅広い政党と連携し、影響力拡大を図ろうとしている実態が明らかになった。 7月の参院選で非改選を合わせて計15議席に伸長した参政は「次期衆院選で与党入りを目指す」(神谷宗幣代表)ことを目標としている。将来的に国政でも、他党との連携で影響力を強める可能性がある。 神谷氏、欧州型の連立政権に言及 神谷氏は7月の記者会見で国会での他党との連携について「全く白紙だ」としつつ、「全ての党と政策、法案に関する協力はする」との立場を表明した。一方で、次期衆院選で40議席程度の獲得を目指す方針を示した上で「ヨーロッパの連立政権のようなものが日本でもできるのではないか」と言及。複数政党が連立する欧州型の政権に参画する構想を明らかにした。 参政は6都県、120市区、26町村の議会に計155人の地方議員がいる(8月29日現在)。議員数の内訳は東京都(3人)と大阪府吹田市(2人)を除いて各1人だ。 少人数では議会運営に関われなかったり、本会議で質問する機会が少なくなったりするなど活動が制限されるため、他の議員と統一会派を組むメリットは大きい。 統一会派の構成は自民・参政が10議会で最多。維新・参政5▽立憲・参政4▽自民・維新・参政4▽立憲・国民・参政3▽国民・参政2▽立憲・維新・参政1▽公明・参政1――と続いた。 神谷氏は地方議会での連携について、X(ツイッター)で「うちは共産党以外の政党ならどことでも会派組んでいいですよ、と通達してある」と説明。協力相手を保守系に限定しない、実利的な姿勢がにじむ。 他党、「数」重視で統一会派か 他党の側にも統一会派を組む事情がうかがえる。 埼玉県所沢市▽東京都新宿区▽江東区▽佐賀県武雄市――の4議会は自民と参政の議員を含む統一会派が最大会派だが、第2会派との差は1人。つまり、自民は参政の協力がなければ第2会派に並ばれて影響力が低下する恐れがある。 2020年に神谷氏と共に参政を創設した元幹部の一人で、現在は党を離れている国際政治アナリストの渡瀬裕哉氏は取材に「地方議会で統一会派を組むのは、将来的に他党と連立政権を発足させる目標に向けた動きだ」と指摘。党創設時のプランとして、神谷氏と「自民とどうやって連立するか議論したことがある」と明かした。【田中裕之、安部志帆子】 毎日新聞2025/9/1 05:00(最終更新 9/1 05:00)…