南シナ海紛争を通じてベトナムが韓国に教えてくれた中国「西海工程」への対処法【9月1日付社説】(朝鮮日報) 中国とベトナムの領有権争いは2013年に中国が一方的に人工島を7つを作ったことで激化した。国際法的に領有権が認められない岩礁であるのにもかかわらずセメントで固め、「中国の島だ」と主張した。2016年の南シナ海領有権訴訟で、中国は常設仲裁裁判所で敗訴したが、うやむやになっている。 このため、ベトナムも人工島を拡大し始めた。中国並みの大型滑走路を敷き、警備・警戒所だけだった場所には弾薬庫などを設置した。このまま行けば、人工島の面積が中国を超える可能性もあるということだ。中国外務省は先週、ベトナムの人工島を「違法」とし、「領土主権を守るための措置を取る」と述べた。しかし、中国の「欲」にベトナムだけでなくフィリピンやマレーシアなども反発しており、うかつな措置は取れなさそうだ。 中国は最近、「南シナ海手法」で西海(黄海)を蚕食している。国境が画定されていない韓国と中国の中間水域に「漁業補助施設」として大型構造物2基を浮かべているのだ。ボーリング船を改造した固定構造物も設置しており、サッカー場より大きい。これを調査しようとした韓国の海洋調査船を威嚇して阻止したこともある。中国の警備艦は、韓国・白リョン島のすぐ前にある東経124度の海域まで出没し、「韓国海軍はこの線を越えるな」と脅迫までした。南シナ海のように西海を「中国の海」と言い張ろうという思惑だ。 ベトナムも韓国のように地理的・経済的に中国と密接している。しかし、主権・領土問題だけは一歩も譲らない。中国は人工島によって南シナ海を占領しようとしたが、ベトナムはこれに比例した対応で領有権を守っている。ベトナムが教えてくれた中国の「西海工程」対応法だ。 (引用ここまで) 「ベトナムが南シナ海で人工島造成をやり返しているように、韓国の西海に構造物を浮かべるカウンター行為に出ればいいんだ!」との朝鮮日報の社説。 ベトナムが自国の支配下にある島を拡張し、弾薬庫や要塞を確保しています。 1300メートル級の滑走路もあったりしますが、これを3000メートル級に拡張しようともしているようですね。 要するに「中国が人工島造成するならこっちもやるわ」って手段。 同じ手段はどこの国でも執れるわけですから。 いわゆる「南シナ海判決」で中国はハーグの常設仲裁裁判所によって九段線を否定されたのですが、それを受け入れていない。 人工島の造成も継続中。 で、あれば他の国も対中国で同じことをやってもいいよねって話ですね。 フィリピンは同様にアユギン礁において「難破してしまった船」を軍の管理下に置いています。 そのシエラ・マドレ号の様子はこちら。 で、朝鮮日報は「これを同じことをすればいいんだ!」って言っているんですが。 できるようなら、もうしているよね。 ベトナムもフィリピンも海軍の装備はだいぶ貧弱。 どちらも旗艦が2000トンクラスのフリゲート艦だったはず。 でもなんとか知恵を振り絞ってこうして対抗しているわけですよ。 ベトナムは日本とも親善訓練を何度かやっていますし、以前に書いたようにフィリピンはアメリカ、日本、オーストラリア等と盛んに共同訓練をやっています。 あぶくま型護衛艦供与についても両国と協議が進んでいます。 でも、韓国はそうした東南アジアの国々との関係を一切持っていない。 イージス艦をはじめとしてそれなりの規模の海軍を保有しているにもかかわらず、です。 中国が怖くて仕方がないので、参加できずにいるのですよ。 イ・ジェミョンは就任してからこれまで「自由で開かれたインド太平洋」について、一度も言及していません。 大統領選挙中を含めてかな。 中国を刺激せずに「謝々」とだけ言っておけばいい、くらいの気分しかないんですよ。 カウンターで構造物を置けとか片腹痛いですね。やってみせてくれよ、って思いますわ。 ムン・ジェインはTHAAD設置に激怒した中国に対して、三跪九頭叩するかのように「三不一限」を受け入れて主権を自ら制限しました。 当時、アメリカのマクマスター大統領特別補佐官は「そのような主権放棄をするとは思わない」としていたものですが。 あまりにも衝撃的だったのでしょうね。 そしてイ・ジェミョンも三不一限について、一言も言及していません。現状維持をするって話ですわ。 そこまで中国が怖いんか。 note.comで楽韓noteマガジンを発刊しました。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。 中味は長編記事。最新の記事は「 アメリカの基本防衛戦略を拒絶する韓国……米韓同盟に未来はあるのか? 」となっています。 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex…