
転載元: ネギうどん ★ 2025/08/27(水) 11:27:15.08 ID:H0VMqxSn9 米動画配信大手「ネットフリックス」は26日、来年3月に開催される第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本での独占放送権を獲得したと発表した。全47試合をライブとオンデマンドで配信し、テレビの地上波での中継はなくなる。ドジャース・大谷翔平投手(31)人気も相まってWBC熱の高い日本を「黒船」が狙い撃ちする形となり、国内各業界に衝撃が広がった。 午前7時過ぎ。ネットフリックスがSNSで日本での「独占生配信」を電撃発表した。米国では有料のテレビ放送もある見込みだが、日本での地上波放送はなくなる。ネット上はいわゆる「大荒れ」になり、国内の各業界にも衝撃が走った。 前回23年を含め、地上波で放送してきたTBS関係者は「来年も放送すると思っていたので、はしごを外された感覚。局内からは怒りの声もあると聞く」と困惑した様子。別のテレビ関係者は「TBSとテレ朝で共同で準備作業をしていたはずだ」と驚きを隠さなかった。 WBCを組織する「WBCI」とともに東京開催試合の運営・興行を担うのは読売新聞社。前回大会ではWBCIが読売新聞社を通じ、国内の民間放送局などに放送・配信権を付与し、テレビ朝日とTBSが生中継を行った。読売新聞社はこの日、声明を発表。「WBCIが当社を通さずに直接ネットフリックスに対し、日本国内での放送・配信権を付与した」と協力関係を無視したことへの憤りとも取れる内容だった。 背景には放送権の高騰がある。テレビ関係者によると、前回30億円とみられた放送権料は5倍に跳ね上がり、150億円前後に高騰したとみられる。国内テレビ局では手が出せないレベルで、26年大会以降も放送権料は上がる見込み。資金力が豊富な米配信大手が独占を手中に収めた。 侍ジャパンが世界一に輝いた前回大会。テレビ朝日が中継しドジャース・大谷が先発した準々決勝のイタリア戦は、野球中継歴代2位の視聴率48%(ビデオリサーチ調べ)を記録するなど、国民的な盛り上がりを見せた。地上波で手軽に視聴できなくなることで、野球人気に影を落とす可能性も秘めている。 近年はスポーツ中継の動画配信への移行が拡大。ボクシング・井上尚弥の世界タイトルマッチはここ数年、地上波放送がなくネット配信のみ。サッカーW杯予選の日本代表戦も地上波で中継されなかったこともある。英国では国民のスポーツを見る権利「ユニバーサルアクセス権」を定めて人気イベントの有料放送を国が規制している例もあるが、世界的流れは確実に変化。地上波主体だった日本のスポーツ中継に大きな波が押し寄せた。(神田 佑) 続きはソースで…