1: muffin ★ PglRQPr19 2025-08-26 18:04:21 8/26(火) 12:40 リメイク映画『天国と地獄 Highest 2 Lowest』が全米公開されるなど、黒澤明の作品は今でも根強い影響力を誇っている。『生きる LIVING』のオリヴァー・ハーマナス監督ら4名の業界人に、黒澤映画の魅力と入門におすすめの作品を米版『GQ』が訊いた。 ■ビル・ヘイダー HBOコメディシリーズ『バリー』クリエイター兼主演 (中略) 最初に観るべき作品: 「難問だな。ひとつだけ選ぶなんて難しいですよ。犯罪ものが好きなら『天国と地獄』かな。アクションが好きなら『用心棒』か『七人の侍』。単にいいドラマが観たいというなら『羅生門』『生きる』『酔いどれ天使』『野良犬』のどれかですね」 ただし、ヘイダー自身のお気に入りは『生きる』だという。「あの映画は驚異的ですよ。感傷的な映画ではなく、そこに惚れ惚れします。とんでもなく感傷的な映画になってもおかしくなかったでしょうからね」 次に観るべき作品:『赤ひげ』『デルス・ウザーラ』 「『赤ひげ』は素晴らしい映画だと思いますが、最初に観るにはどうかな。70年代に撮られたロシア映画の『デルス・ウザーラ』は美しい作品です。基本的には冒険物語ですね」 ■デニス・リム ニューヨーク映画祭アーティスティック・ディレクター 最初に観るべき作品:『羅生門』 「難しい質問ですね。というのも、彼は実に様々なタイプの映画を撮っていますから。この一本、という象徴的な作品が挙げられるかどうか。彼はサムライ映画ももちろん撮ったし、翻案作品も手がけたし、戦後の現代日本についての映画も撮りました。それでも、“ラショーモン”という言葉が一般に広まったのには、それなりの理由がありますからね。(黒澤映画の)素晴らしい入口になると思います。それは、この映画自体が複数の入口を提供してくれるからかもしれません。『羅生門』は彼の決定的な偉業のひとつです」 次に観るべき作品:『野良犬』 (中略) ■オリヴァー・ハーマナス 『生きる LIVING』『The History of Sound(原題)』監督 最初に観るべき作品:『七人の侍』 「観客に最大限の体験をさせなければならない、というのが彼が第一に重視したことだと思います。寓意、名誉、武勇、侍、バイオレンスのすべてにおいてね。彼はシリンダーをフル回転させて、持てる弾すべてを撃ち込んだわけです。(『七人の侍』には)彼がやってきたことのすべてが詰まっています。あの色調、あのビジュアル、あのカメラワークが、本当にエキサイティングに思えました。スピルバーグやスコセッシ、コッポラのような、70年代アメリカの若い映画監督たちにインスピレーションを与えた理由がよくわかります」 よりディープなおすすめ作品:『夢』 続き・全文はソースをご覧ください…