
ギョケレス待望初ゴールのアーセナルがリーズに快勝し開幕2連勝!先発の田中碧は58分に退く現地時間23日、イングランド・プレミアリーグは第2節が行われ、田中碧の所属するリーズは敵地エミレーツ・スタジアムでアーセナルと対戦した。試合前、クリスタル・パレスからアーセナルへの加入が発表されたばかりの“新10番”エゼが本拠地のサポーターの前でお披露目。悲願のリーグ制覇に向けてラストピースが揃った感のあるアーセナルは、開幕戦のメンバーから2人を入れ替え、右サイドバックにティンバー、左のウイングにマドゥエケを起用した。一方のリーズは負傷したアンパドゥに代えてグルエフを起用した以外は勝利した開幕戦と同じメンバーで臨み、田中も中盤の一員として先発出場。立ち上がりからアーセナルにボールを持たれる展開の中、守備での奔走が続いた。アーセナルのチャンスは16分、自陣ゴール前で繋ごうとしたリーズに対し、スビメンディがボールを奪うと、こぼれ球がエリア内にいたギョケレスへ。フリーの絶好機だったが、ゴールに背を向けた状態で慌てて振り向き様に放ったシュートはゴール左へと外れた。試合が動いたのは34分、ライスの左CKをゴール前のティンバーが頭で合わせ、アーセナルが開幕戦に続き得意のセットプレーから先制する。38分に右肩を負傷したウーデゴールに代わってヌワネリが投入されるアクシデントのあったアーセナルだが、攻勢の展開は変わらず。アディショナルタイムには高い位置でスビメンディがボールを奪い返し、ティンバーからのパスをエリア内右で受けたサカがダイレクトで右足一閃。強烈なシュートがゴール左へと決まり、アーセナルが2-0とリードを広げて試合を折り返した。後半、巻き返したいリーズだが、早々に出鼻を挫かれる。48分、左サイドに流れてボールを受けたギョケレスがカットインして右足を振り抜くと、これがゴール左へと決まって待望の移籍後初ゴールによりアーセナルが3-0と突き放した。いい時間帯に追加点を挙げたアーセナルだが、51分に再びアクシデントが発生。サカが左のハムストリングを痛めて座り込んでしまい、そのままトロサールとの交代を余儀なくされた。それでもアーセナルの優位は変わらず、56分にもライスの右CKをゴール前のティンバーが頭で合わせ、これがこぼれ球となるも、ティンバー自ら押し込んでアーセナルが4点目を挙げた。直後、リーズは田中とピルーを下げてヌメチャとロングスタッフを投入。大差をつけたアーセナルもマドゥエケ、カラフィオーリ、ティンバーに代えてルイス=スケリー、モスケラ、そして15歳のダウマンを投入する。一矢報いたいリーズだが、アーセナルはボールを保持して反撃の機会を与えない。最後までGKラヤが大仕事をする場面は訪れず、逆にアディショナルタイムにはダウマンがエリア内で倒されてPKを獲得。このPKをライスがギョケレスに譲ると、ゴール左へと突き刺し5点目を挙げた。守備でも2試合連続クリーンシートを達成したアーセナルが、悲願のリーグ制覇に向けて開幕2連勝を飾った。■試合結果アーセナル 5-0 リーズ■得点者アーセナル:ティンバー(34分、56分)、サカ(45+1分)、ギョケレス(48分、90+5分PK)リーズ田中碧、アーセナル戦途中交代の理由は負傷…日本代表の9月アメリカ遠征招集に影響か 試合後、ダニエル・ファルケ監督は「前半のタックル後、MCL(内側側副靭帯)に問題があった」と田中の交代理由を語った。…