1: 名無し 2025/12/31(水) 19:15:22.48 ID:vM3k8Pz1q ドイツのメルツ首相は14日、連邦議会で初めての施政方針演説に臨んだ。ロシアの脅威が高まる中、欧州の安全保障強化を牽引する考えを強調。国防費を増額し「ドイツ軍が欧州で最強の軍隊となるために必要な財源を投入する」と訴えた。 また、中国への一方的な依存関係を継続して減らしていくと主張。国際秩序を守る観点から「自由で安全なインド太平洋は、ドイツや欧州連合(EU)にとって戦略的に極めて重要だ」と指摘し、日本やインドなどとの関係を強化していく考えを示した。 朝日新聞デジタル ■要約 ・メルツ首相が初の方針演説でドイツ軍を「欧州最強」の通常戦力にする方針を表明。 ・ロシアの脅威を背景に国防予算を拡大し、欧州安保の主導権確保を目指す。 ・経済面では中国への過度な依存を是正し、デリスキングを加速させる姿勢を鮮明化。 ・インド太平洋の重要性を強調し、日本を筆頭とする友好国との連携強化を打ち出した。 ■解説 メルケル、ショルツ政権と続いてきた「対中融和・経済優先」の路線から、ドイツが明確に安全保障重視へと舵を切ったことは、国際情勢の大きな転換点と言えます。ロシアのウクライナ侵攻という現実を前に、ようやく「力による平和」の重要性に目覚めた形です。 特に注目すべきは、中国との依存関係見直しとインド太平洋への関与強化です。これは、日本の高市政権が掲げる「自由で開かれたインド太平洋」の理念とも完全に合致する動きであり、日独連携が新たなフェーズに入ったことを示唆しています。欧州最強を目指すドイツ軍がアジアに関与を深めることは、中国に対する強力な牽制として機能するでしょう。 かつてのように中国市場に媚を売り、安全保障を軽視する姿勢を捨てたメルツ首相の決断は、日本にとっても心強い味方を得たと言えます。今後は具体的な防衛協力やサプライチェーンの構築において、日本がいかに主導権を握りドイツをこちら側に繋ぎ止めておけるかが、外交上の鍵となりそうです。…