1 名前:ばーど ★:2025/08/22(金) 17:43:09.24 ID:UbGZYAk5.net 金さんはなぜ68歳で日本国籍を取得し、70歳で都議選に挑んだのか 「善良な在日」として暮らした半生、ヘイトスピーチの衝撃と怒り、認められない民主主義への参加 「私の幸せは『私たちの幸せ』の中にある」。在日コリアンの金正則(きん・まさのり)さん(70)は差別と格差を解消し共生する社会を願い、68歳だった2023年に国籍を韓国から日本に変え今年6月の東京都議選に挑んだ。 九州で生まれ育ち、都内でマーケティング会社を経営。「出自を隠さず、自然に生活したい」と日本名の通称を使わず民族名でビジネスの世界を生き抜いてきた。「就職のハードルは高かったが、仕事していて民族名で不利益を被ることはなかった。家庭も築き、日本社会に根ざした善良な在日だった」という金さん。なぜこの年で日本国籍を取得し、出馬を決断したのか。「在日」として戦後の日本社会を生き抜いてきた半生、転換点になったヘイトスピーチへの怒り、選挙戦を通じて感じた未来への思いを語ってもらった。(共同通信・安祐輔) (略) ▽願いと違う方向に進む社会、ヘイトスピーチに衝撃 「民族名で仕事をしていれば、後の世代の在日も民族名を名乗り自然に生きられるようになるだろう」。そう願っていたが、社会は違う方向へ進んでいく。2002年に小泉純一郎首相が北朝鮮を電撃訪問。北朝鮮が拉致問題を認めると、インターネット上では国籍を理由に排除をあおるヘイトスピーチがまん延し、現実社会でも排外行動を起こす動きが現れるようになる。09年には「在日特権を許さない市民の会(在特会)」が京都朝鮮学校を襲撃。 2013年、東京・新大久保や大阪・鶴橋のコリアンタウンで過激なヘイトデモが横行した。そこで発せられた言葉に、衝撃を受けた。 「良い韓国人も悪い韓国人も殺せ!」 日本で働き、納税し、子を育て、地域社会に根ざして暮らしていれば、「良い在日」をやっていれば、徐々に社会に認められるだろう―。そんな思いを完全に否定するヘイトスピーチだった。「『自分のことだけ考えていれば、社会が変わっていく』なんてことはないと気付かされた」。次第に、反差別のイベントへ参加するようになり、ヘイトスピーチの現場へ駆けつけ、抗議の意思を示したり妨害したりしてデモを阻止する「カウンター」の活動に加わっていった。 ▽「私はもう、待っていられるほど若くない」 2021年、住んでいる杉並区に接する武蔵野市で、在住3カ月以上であれば外国籍の人にも投票権を認める住民投票条例案が市議会で反対多数により否決された。市が条例案を提出すると、右派団体が「外国勢力に自治体が乗っ取られる」といった主張を繰り返した。「地域社会を構成している一員なのに、地方参政権ですらない、法的拘束力のない住民投票にも加われないのか。なんて社会だ」 日本国籍の取得を決意した。自分だけが参政権を得るためではない。「選挙に出て、日本社会を変えなきゃいけない」 2023年8月14日、68歳で日本国籍を取得。これまでも多くの在日コリアンが日本人になってきた。仕事や結婚、差別への懸念など理由はさまざまだ。自身については「私は民族名を名乗っても自然に生活できていたから、変えることはないだろうと思っていた。もう少し若かったら、この判断はなかっただろう」と話す。 子供も成人して家を出ており、選挙に出て注目を集めることで、危険な目に遭う可能性は低い。仕事も落ち着いている。「私はもう、誰かが社会を変えてくれるのを待っていられるほど若くない」 ▽出馬して感じた支持とヘイト 東京都議選が2025年6月13日に告示され、大学時代から住み続けている杉並区の選挙区に立候補した。 選挙のスローガンは「私の幸せは『私たちの幸せ』のなかにある」。特定の属性にある人だけを優先するのではなく、つながりの中で、幸せを共有していく社会へ。日本のビジネスの世界で培ったマーケティング手法に基づいて考案した。 選挙戦には、反差別の活動を共にしてきた仲間が応援に駆けつけた。「立候補してくれてありがとう」とたびたび声をかけられ、手を握られた。「街頭では、本当に多くの支持を感じられた」 ただ、選挙カーに向けて親指を下げるジェスチャーをされたり、「朝鮮人じゃないか」と見下げる口調でつぶやき通り過ぎられたりもした。交流サイト(SNS)では、よりひどい誹謗中傷が広がった。「帰化を取り消して強制送還すべきだ」「国に帰って」「在日は日本の政治に口出しするな」 以下全文はソース先で 8/22(金) 9:35 47NEWS 引用元:…