1: 名無しのアニゲーさん 2025/08/20(水) 15:55:12.64 ID:I4XqnSij0 BE:689851879-2BP(1000) 『ガンダム』リアルさに欠ける? MSの開発速度 現実の戦闘機は10年かかってんぞ マジはやい どうなってんだ宇宙世紀? アニメ『機動戦士ガンダム』に描かれる「一年戦争」は、その名称のとおり、わずか1年のあいだに勃発し終結した戦争でした。 この戦争は、兵器技術史的な観点から見ても極めて異様な「技術進化の加速度」をともなった戦争として特異な輝きを放っています。なかでもモビルスーツ(MS)の開発と実戦配備の進度は、現実の軍事技術開発の常識に照らせば、明確に「異常」と形容せざるを得ないものがあります。 上述した一年戦争は宇宙世紀0079年1月に開戦し、翌0080年1月1日に終結しました。このわずか1年のあいだに、ジオン公国軍は「ザク」に始まり、「グフ」「ドム」「リック・ドム」、そして「ゲルググ」といったMSを次々と前線に投入、加えて、巨大モビルアーマー群も戦場に姿を現しました。一方、地球連邦軍もまた「ガンダム」を基にした量産機「ジム」の実用化に成功し、短期間での派生型開発と即応的な戦線展開を実現しています。 このような兵器開発と戦場投入の加速度は、アニメ作品の構造上や後付け設定の都合ではあるでしょうが、その技術的進化の「異常さ」は、現実の軍用機開発史と比較することで、より一層際立って見えてきます。 たとえばF-35「ライトニングII」はアメリカ主導の多国間、統合打撃戦闘機(JSF)計画のもと、1990年代より構想が始まり、試作機X-35の初飛行は2000年です。本格的なプロトタイプであるF-35の初飛行が2006年、そして初期作戦能力(IOC)の獲得が2015年と、実戦部隊への配備までに少なくとも10年もの歳月を要しました。また、ロシアの第5世代戦闘機Su-57に至っては、2010年の初飛行以降、十数年を経てもなお安定的な量産体制の構築には至っていません。 全文…