
1 名前:ばーど ★:2025/08/12(火) 09:24:23.50 ID:mnQwWFTz.net 「このサッカー界のスターは女性リポーターの傘を持つべきだったのか」。米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)では8日、「1枚の写真が韓国の深刻なジェンダー問題を表面化させた」として、ソン・フンミン(33)=ロサンゼルスFC=の傘騒動について報道した。 今回の騒動は3日、ソウル・ワールドカップ・スタジアムで、ソン・フンミンがトッテナム・ホットスパーFC所属選手として最後の試合をニューカッスル・ユナイテッドFCとの親善試合をもって終えた後、雨に打たれながらインタビューする様子がインターネット・コミュニティー・サイトに掲載されたのをきっかけに降ってわいたものだ。写真を見ると、ソン・フンミンは、片手にマイクを持っており、もう一方の手は背中の後ろに回している。その隣の女性リポーターはソン・フンミンのために傘をさしていた。ソン・フンミンのチームメートのベン・デイビスは同じインタビューにおいて自分で傘を持っており、比較対象となってしまった。 これを見たネットユーザーの中には、「韓国で男性が女性にどのように接しているかを示している」「西洋の男性は本能的に女性に思いやりがある」などという人がいた一方で、「写真1枚で過度な解釈をしてはならない」という人もいて、ネット上で大論争となっている。ソン・フンミンはこの時、両手にマイクやその装置などを持っていて、傘を持つのは難しかったことが明らかになったが、その後も論争はなかなか収まらなかった。 NYTは「ソン・フンミンは『礼儀正しい』という普段の評判とは相反する非難を浴びた」「『ソン・フンミンは他の韓国人男性たちと同じようにマナーに欠け、女性を尊重する気持ちが不足している』というネットユーザーや、『西洋の男性たちの方がマナーが良く、結婚するのにいい』と結論付けるネットユーザーもいた」と報じた。 また、「相当数の韓国人がこの写真に、ジェンダー問題に対する原初的な感情を投影させた」「ジェンダー問題は韓国で非常に敏感な問題だ。特に若年層では選挙・出生率・恋人とのデートなどの問題の中で表面化することが多い」とも伝えた。その上で、「前回の大統領選挙の出口調査の結果、20-30代では男女によって政治的性向が分かれた」「韓国では過激な反フェミニズムと急進的なフェミニズムがジェンダー問題を深刻化させており、恋愛・結婚・出産・性的関係を拒否する『4B運動』の賛同者もいる」と説明した。 そして、「若い男女間の考え方の違いが拡大する現象は世界的な傾向だが、韓国では独特な方式で展開されている」「一部の専門家は韓国の少子化について、部分的にジェンダー問題に起因するとみている」と分析した。さらに、「『女性は男性に従属しなければならない』という根深い儒教思想がこのような問題の原因の一部になっており、女性の社会進出増加や『MeToo運動(性的暴行被害の告白・共有運動)』などでフェミニズムの価値が注目され、このような信念が挑戦を受けている」と報じた。 梨花女子大学政治外交学科の高ミン希(コ・ミンヒ)教授はNYTに「写真1枚がこのような騒動を起こす可能性があるということは、それだけ若年層でジェンダー問題が非常に深刻になっているということだ」「インターネット・コミュニティー・サイトや交流サイト(SNS)がジェンダー問題に対する二極化をあおり、怒りを拡散させている」と述べた。 チェ・ヘスン記者 朝鮮日報日 2025/08/12 08:20 ■関連ソース 引用元:…