1: 2025/08/12(火) 07:41:19.24 河川氾濫投稿は「フェイク」→実は「実際に発生」 福岡市長が陳謝「本当に情けなく、恥ずかしい限り」 福岡市の高島宗一郎市長が2025年8月11日、福岡市内で川が氾濫したとするXの投稿が「フェイク」だと注意喚起したが、後に「実際に発生していた事象」だったとして陳謝した。 ■「忙しい中で現場確認に時間を取られました」 福岡県内では、9日夜から線状降水帯が発生。福岡市内でも激しい雨が降った。 こうした中、SNS上では「香椎川氾濫! 気をつけて」とする動画が拡散された。道路が冠水し、中央を走る車のタイヤがほぼ埋まる様子が映っていた。 高島氏は11日午後、この動画について、フェイスブックで「【やめてください!】」という書き出しで、「昨日夕方の記録的大雨では、大変迷惑な事案がありました。それはSNSの情報動画です」と指摘し、「実際には起きていない氾濫映像」と説明。 「防災担職員も驚き、忙しい中で現場確認に時間を取られました。モニター上での河川の水位計からは氾濫は確認できませんでしたが、動画が拡散されていたため職員が現地を確認してフェイクだと判明しました」などとしていた。 元となった投稿に東京のテレビ局から取材の問い合わせが寄せられていたことにも触れ、「人命を守るための最も重要な時間帯に、現場の行政職員がこのような虚偽情報への対応に追われることは、災害対応の大きな妨げになります」と厳しく非難。投稿者のアカウントは削除された、とも説明した。 撮影時間と現場確認した時間に約30分のずれ しかし同日夜、高島氏は一転して香椎川の氾濫が事実であったことを認めた。 「昨日の大雨に関して、本日私が投稿した『SNSへの虚偽情報動画はやめてください』という内容の投稿についてですが、私の情報のほうが誤っており、その映像は実際に発生していた事象を撮影したものであることが分かりました。誤った情報を発信してしまい、市民の皆さまや関係者の皆さまに混乱やご心配をおかけしたことを、心よりお詫び申し上げます」 誤認に至った理由として、「現場確認に行った市職員の目視情報では河川の氾濫は確認できなかった」が、「実際には撮影された映像の時間と現場確認した時間に約30分のずれがあり、河川氾濫がすでに終了していた」と説明した。 香椎川近くの水位計では氾濫を確認できず、投稿者アカウントが直後に削除されたこと、また市民からの多数の通報が寄せられなかったことなどから、総合的に虚偽と判断したという。 注意喚起ポストの後、職員から「偽情報と言い切れない可能性がある」との報告を受け、防災担当や道路下水担当の職員が改めて現場を確認。すると、映像に映っていた実際の車両を発見し、車や近くのフェンスに流木や葉の痕跡が残っていたことから、短時間ではあるが川から水があふれた可能性が高いことが判明したという。 「受け手も冷静に情報の真偽を確かめることが重要」 後に投稿者と連絡が取れ、高島氏は直接経緯を説明し、謝罪したという。 ※関連記事 山里亮太さん「外国人問題は、SNSにフェイクニュースが山ほどあふれてる!ちゃんと情報の確認をして」…