709: 名無しさん@おーぷん[] 2014/06/13(金)15:39:26 ID:63nvzJvsB [1/1回] 小学生の時100円おばさんが恐れられていた。100円おばさんは黒のワンピースに真っ赤な口紅、茶色の貞子みたいな髪で「100円ちょうだい」と言って迫り、あげるまで追い掛け回してくる。私の近辺の小中学校では口裂け女より有名で恐れられてた。先生が不審者の注意を促したり、上級生の男子の幾人かは「今日、100円おばさんに100円投げつけてやったぜ」と騒いでいたが私も周りも誰も会ったことがなく、あくまで怪談とか都市伝説の一種だった。上京して数年、飲み会で出会った男性がたまたまそんな話題で100円おばさんの話を出し、聞くと隣町の同郷であることがわかり盛り上がってお付き合いに。結婚の話がではじめ、帰郷がてら彼の家に挨拶に行くことに。彼家族に歓迎を受け、食事会の最中、なれそめを聞かれ、彼が笑いながら「いや、昔100円おばさんっていたじゃん~」と話し出すと彼姉が真っ青に。急に調子が悪くなったと退席したので、私たちも気まずくなってその場は解散に。後日彼から別れたいと電話があった。…