159: 本当にあった怖い名無し 2019/10/19(土) 11:56:17.43 ID:fAX5QjKa0.net 少し前の池袋のひき頃し事件はまだ風化していないよね。 ある日居酒屋に1人で飲みに行ったらたまたま同じ一人客の人が居て、結構飲んでいたみたいですぐに酒飲み友達的な感じになって話をした。というか話を聞いた。 何でも拘置所の職員さんで「本当はこういう話を外でしちゃまずいんですけどね」と言いながら話し始めた。 「ああいう偉そうな人を入れるのは面倒くさいからこっちも本当は入れて欲しく無いんですよ」 「何かあったらすぐに逆切れして弁護士呼ぶし」 「気持ち的には被害者遺族の感情って分かりますよ」 「でも、うーん、なんて言ったららいいかなあ」 「例えば何人かと一緒に部屋で飲んでたとするじゃないですか」 「そこにゴキブリが現れて、誰かが始末してくれたら良いのにな、って皆が思うじゃないですか、でも誰も自分ではしたくない」 俺はふと「事故か自頃に見せかけて始末しちゃえば?」言ってしまった。 彼はかなり長い時間無言でいたんだけど、ぽつぽつ話し出した。 「聞いた話なんですけど」 (こういう場合に「聞いた話」って言うのは大抵自分の事だよな)と思ったけど口には出さなかった。…