612: 名無しバサー[sage] 2012/02/16(木) 18:48:30.98 取って置きの寒い話をしてやろう 20年くらい前の丁度今くらいの時期にじいちゃんと貸しボート屋でボートを借りて、早朝から釣りに行ったときの話。 その時俺は釣り初心者でじいちゃんに連れられて行ったんだ。 名前がうろ覚えだけど、ボットン釣り(?)とかいう餌を赤土で包んで放り込む釣り方をしてた。 1時間程釣りをしてみたけど、案の定俺は飽きてきたし物凄く寒かった。 だから俺はボートを下ろしてもらい湖の周りを散策をすることにした。 そしたら、木苺が大量に群生しているところを見つけた。 食べてみると真黄色な木苺は甘酸っぱくて物凄くうまかった。 腹が減っていたのも手伝って、俺は夢中で木苺を食いながらドンドン林の奥へ進んでいった。 腹が膨れた所でふと気が付くと、なにやら脛に違和感を感じた。・・・足が重い。 おそるおそる下を確認すると、巨大な蛇が二匹とぐろを俺の足の上で巻いていた。 前と後ろに一匹づつだ。後ろのは確認できなかったけど、前のやつの頭は三角だった。 それから、俺は寒空の下、辺りが暗くなるまでその場を動くことが出来ず、次の日には熱を出して寝込んだ。 じいちゃんは俺が飽きて帰ったと思い、昼過ぎには帰っていた。 そこまで怖い話じゃなくてすまない…