胃の中のものが食道へ逆流する、痛みの強い症状に10年悩まされ、胃カメラを3回、鼻から管を入れる検査まで受けてきた投稿者。手がかりが見つかったのは病院ではなく、友人宅での雑談でした。「おならを絶対しないと言い張る人」の話になり、投稿者は「自分はげっぷをしたことがない」と口にします。本人はそれを、ずっと「ちょっとした体質」だと思っていました。 ※注:診断名の「R-CPD」は、英語の Retrograde Cricopharyngeus Dysfunction の略です。食道の入り口にある筋肉(輪状咽頭筋)がうまくゆるまず、胃や食道にたまった空気を上へ逃がせない、つまりげっぷが出せない状態を指します。医学誌のレビュー論文によると、最初の症例報告は1987年で、2019年に治療法とともに改めて報告された、比較的新しい概念です。日本語の定まった病名は確認できなかったため、この記事では英語の略称のまま書きます。治療の方法や効果は人によって違います。なお、投稿者の性別や住んでいる国は、原文には書かれていません。 何をやらかした? 📌 痛みの強い逆流の症状に10年悩み、胃カメラ3回をはじめ、つらい検査をいくつも受けてきた投稿者。友人宅の雑談で「自分はげっぷをしたことがない」と話したのをきっかけに調べたところ、それ自体が医学的に名前の付いた状態だと分かり、耳鼻咽喉科で「R-CPD」と診断された。げっぷが「出せない」のだとは考えたこともなく、ちょっとした体質だと思い込んでいた。 事の発端 10年続いた症状と、いくつもの検査 投稿者には、胃の中のものが食道へ逆流する症状があります。本人によれば「信じられないほど痛い」症状で、この10年のあいだに、検査をいくつも受けてきました。 胃カメラが3回。バリウムを飲んで行うX線の検査。それから、食道内圧検査と24時間pH検査(食道の動きや、酸の逆流の具合を調べる検査)です。この検査について、投稿者は「意識がはっきりしたまま、鼻から胃まで管を2本押し込まれなければならなかった」と説明しています。 出かけても、早めに帰ることになる 症状が重いせいで、投稿者は出かけた先から早めに帰らなければならないことが、よくあるそうです。それでかなり孤立しがちだった、と本人は書いています。 やらかしの一部始終 きっかけは「おならを絶対しない人」の話 数か月前のことです。投稿者は友人の家にいました。そこで話題になったのが、「自分はおならを絶対にしない」と言い張る人たちのこと。そんな主張がどれほどばかげて聞こえるか、という雑談です。 その流れで投稿者は、友人とその夫に、自分はげっぷをしたことがない、と話しました。すると2人は、「それはものすごく痛いはずだ」と指摘します。 検索したら、自分の症状が全部並んでいた 気になった投稿者は、ネットで検索してみることにしました。分かったのは、「げっぷが出ない」というのは実際にあることで、ただしそれは、医学的に名前の付いた状態だということです。しかも、それにともなう症状として挙げられていたものに、投稿者が抱えてきた症状が、ひとつ残らず当てはまっていました。 耳鼻咽喉科で付いた診断名 投稿者は、調べて分かったことを持って、耳鼻咽喉科を受診します。結果は、やはりそれに当てはまるというもの。診断名は「R-CPD」でした。 投稿者によると、ボトックス(筋肉の緊張をゆるめる働きのある注射薬)を使って、比較的簡単に治療できるのだそうです。ただし医療機関の解説では、処置のあとに症状が戻る人もいるとされていて、効果の出方は人によって違います。 「出せない」のだとは、考えたこともなかった 自分の体は、げっぷを「出せない」のだ。投稿者は、そんなふうに考えたことが一度もありませんでした。げっぷをしないのは、ちょっと変わった体質のようなものだと、ずっと思っていたのです。 投稿者はこう書いています。数千ドルの出費と、いくつものつらい検査。それがどうやら、何にもならなかったようだ、と。どの国のドルなのかは書かれていませんが、米ドルだとすれば、1ドル=150円前後の概算で数十万円単位の金額です。 投稿の最後には、本人による要約が添えられていました。「自分がげっぷを出せないのだと、気づいていなかった。それは、暮らしを制限してきた自分の症状にぴたりと当てはまる、医学的に名前の付いた状態だった」。 その後 コメント欄で投稿者は、寄せられた声に返信しています。「誰もが経験していることをしていないのに、おかしいと思わなかったのか」という問いには、友人宅でのあの会話まで、自分がげっぷをしないことを意識したことすらなかった気がする、と答えました。前はできていたのにできなくなった、というのなら気づきやすかったはず。けれど、げっぷをした記憶がそもそも一度もないので、それが自分にとっての普通だった、というのです。 気になる治療については、返信を書いた時点では、まだ受けていません。「人生で初めてのげっぷは最高だっただろうね」という声に、投稿者は「実はいま、処置を待っているところ」と返しています。一度は診察の椅子に座り、意識のあるまま受けようとしたものの、ひどくつらかったとのこと。そのため今は、全身麻酔で受けられる日を待っているそうです。 返信は、「でも、げっぷを体験できるのが本当に楽しみ!」と結ばれていました。その後、処置を受けられたのか、げっぷが出るようになったのかは、投稿にもコメント欄にも書かれていません。 海外の反応 1. やらかし名無しさん えっ、ちょっと待って。これって本当にある話なの? ここに書いてあるのは、自分がこの20年、あれこれ試しながら人に説明してきたことそのままだよ。 「げっぷができない」と話すたびに、相手は笑って、それで終わりだった。まさか症状として知られているなんて思わなくて、体質か「まあ、そういうもの」だと決めつけていたんだ。 これから詳しく調べてみる。投稿してくれて、本当にありがとう。地元で診てくれる先生を探さないと! 2. やらかし名無しさん(>>1への返信) うそ、げっぷが出ない人って、ほかにもいるの? ずっと自分だけだと思ってた。しかも、症状としてちゃんと名前まで付いているなんて……。 3. やらかし名無しさん 聞いた話だけど、この症状にいまの名前が付いたのは2019年と、わりと最近らしい。げっぷが出ない人たちが集まるネット掲示板があって、そこが関心や研究が広がるきっかけになったんだとか。治療を手がける医師のなかにも、その掲示板に参加している人がけっこういるそうだよ。 ※ 医学誌のレビュー論文によると、症例の報告そのものは1987年にあり、2019年に治療法とともに改めて報告されました。最初にその治療を受けた患者がネット掲示板に体験を書き込み、同じ症状を持つ人たちに広まったとされています。 4. やらかし名無しさん(>>3への返信) 元・げっぷが出なかった人間です。2020年にその掲示板を見つけてから、暮らしがずいぶん楽になった。自分の場合は、練習を重ねて出せるようになったんだ。大げさじゃなく、人生が変わったよ。 5. やらかし名無しさん 自分も同じ診断を受けている。2024年の1月に処置を受けたよ。特殊な注射針をのどの奥まで入れるので、自分のときは全身麻酔だった。それ以来、げっぷが出せるようになったんだ。 処置のあとで「ほかの人たちの“いつもの状態”って、こうなのか」と分かって、それまでどれだけ影響を受けていたのかに初めて気づいた。ずっと痛みが続いていて、20代の前半から半ばにかけてはさらにひどくなり、かなりこたえていたからね。 紙に書けばささいなことなのに、痛みと不快感のほかのことを考えられるようになって、暮らしがまるで変わったよ。たいていは注射1回で済むと聞いたけれど、打ち直しや別の手術が必要になる人もいるそうだ。 6. やらかし名無しさん 自分も以前はそうだった。30年以上、体のつらさだけじゃなく、人付き合いの面でも苦しんできたよ。食べたあとに、のどがとんでもない音でゴロゴロ鳴る。それが恥ずかしくて、人の輪から遠ざかってしまうんだ。このつらさは、なかなか分かってもらえない。 注射を1回受けてから、自分の場合は生活がすっかり変わったよ。 7. やらかし名無しさん 人生で初めてのげっぷは、さぞ最高の気分だっただろうね。 8. やらかし名無しさん(>>7への返信) 投稿者です。実はいま、処置を待っているところなんだ。一度、診察の椅子に座って意識のあるまま受けようとしたんだけど、ひどくつらくてね。それで今は、全身麻酔で受けられる日を待っている。でも、げっぷを体験できるのが本当に楽しみ! 9. やらかし名無しさん こういう話を聞くと、頭が追いつかなくなる。世の中の誰もが経験していることを、自分だけ一度もしていない。それなのに、おかしいとは思わなかったの? 10. やらかし名無しさん(>>9への返信) 投稿者です。あの会話をするまで、自分がげっぷをしないということを、はっきり意識したことすらなかった気がする。前はできていたのにできなくなった、というのなら、もっと気づきやすかったと思う。でも、げっぷをした記憶がそもそも一度もないんだ。自分にとってはそれが普通で、なぜか考えたことも、疑ったこともなかった。 11. やらかし名無しさん(>>9への返信) 同じ症状を持つ者として言わせて。「げっぷができない」と人に話しても、ほぼ間違いなく信じてもらえないんだよ。勘違いだとか、大げさだとか言われ続けて、世界中から「気のせいだ」と思い込まされているような気分だった。 12. やらかし名無しさん 自分は、これに医学的な名前が付いているなんて、この投稿で初めて知ったよ。ずっと体質のひとつだと思ってた。まぶしい光でくしゃみが出る、舌を丸められる、げっぷが出ない、という並びでね。 普通じゃないのは分かってる。でも、病院に行くほどのことだとは思わなかった。自分はそこまで困っていないから。ビールを飲むときだけは、きついけどね。 13. やらかし名無しさん 痛みも逆流もないけれど、自分もげっぷは出ない。炭酸を飲んだあとに、小さな泡がのどまで上がってくるくらいかな。ミニげっぷ、みたいなもの。そのとき、カエルの鳴き声みたいな音がするんだ。 とくに困ってはいないけれど、こういう症状があると知っておけてよかった。投稿者さん、診断がついて本当によかったね。 14. やらかし名無しさん 答えが見つかって、本当によかった。それにしても、10年も検査を重ねてきて、医者が誰ひとりこれを思いつかなかったなんて、信じられないな。 15. やらかし名無しさん(>>14への返信) 経験者として言うと、お腹まわりの痛みを起こす原因は、ものすごくたくさんあるんだ。医者はまず、いちばんよくある可能性から当たる。それが違うと分かったら、次によくあるものへ。そうやって順番に進めていくから、珍しいものにたどり着くまで時間がかかることもある。 自分も、別の病気を2年ほど、違う診断名のまま過ごしたことがあるよ。 16. やらかし名無しさん(>>14への返信) 患者が「げっぷが出ない」と伝えていなければ、医者にとっても気づきようのない話だよ。そして患者のほうも、それが普通じゃないと知らなければ、伝えようがない。 関係がありそうなことを、ひとつ残らず医者に話すのは本当に難しい。げっぷやおならのことまで、診察室で細かく話そうとは、なかなか思わないよね。 17. やらかし名無しさん 大学生の息子が、まさにこれだった。最初にかかった消化器科の先生には、まったく取り合ってもらえなくてね。そのあと妻が、この症状に詳しい先生を見つけてきたんだ。息子は1か月前に処置を受けて、いまのところ順調だよ。げっぷが出るわ出るわ! 18. やらかし名無しさん 自分も若いころはげっぷが出せなくて、そのせいで本当に具合が悪くなっていた。それがある日、げっぷの出し方を教えてくれる人が現れてね。出せたときの楽になった感じは、すごかったよ。逆流なんかの症状は今もあるけれど、前よりずっと付き合いやすくなった。 皮肉なおまけ話をひとつ。その教えてくれた本人が、数年後には「げっぷが多すぎる」と自分に腹を立てるようになったんだ。面白がって見ているうちはよくて、こっちの体のためになると気に入らないのか(笑) 19. やらかし名無しさん 自分も同じだった。不思議なことに、自分の場合は妊娠をきっかけに少し変わったよ。今でも出すのはかなり難しいし、出そうと思って出せるわけじゃないけれど、前よりはましになった。 妊娠中は、お腹の張りがひどくなると、吐くときと同じ動きで、空気だけが大量に出てくることがあったんだ。ものすごい音がするらしくて、夫はそれを「悪魔祓い」と呼んでいた。悪魔が体から出ていく音にしか聞こえなかったんだって。終わったあとは、いつもすごく楽になったよ。 20. やらかし名無しさん(>>19への返信) 自分も同じ症状で、いま2人目を妊娠中なんだけど、こっちは妊娠すると間違いなく悪化する。オレンジジュースをコップ1杯飲んだだけで、お腹が破裂しそうになるんだ。誰にでも当てはまる話じゃない、ということだね。 21. やらかし名無しさん 「げっぷを出すのに、ボトックスが必要なんです」。本当のことを2つと嘘を1つ並べて、どれが嘘かを当ててもらう自己紹介ゲームがあるけれど、そこで出したら、まず全員がこれを嘘だと思うだろうね。 22. やらかし名無しさん つらい症状に、つらい検査。10年も本当によく耐えてきたね。対処のしかたが見つかったと聞いて、こっちまでうれしくなったよ。初めてのげっぷが出たら、ぜひ報告しに来てほしい。 まとめ 10年分の検査でもつかめなかった不調の手がかりが、友人宅の「おならを絶対しない人」をめぐる雑談から見つかった、という告白でした。海外の反応には「自分も同じだ」「体質だと思っていた」という声が並び、「伝えていなければ医者も気づきようがない」という冷静な意見も。投稿者はいま、人生で初めてのげっぷを楽しみに、処置の日を待っています。同じような症状が気になる人は、自己判断せず医療機関に相談を。 元ソース: げっぷをしたことがないのは、ちょっとした体質だと思い込んでいた話 The post 「自分はげっぷをしたことがない」友人宅の雑談でそう話したら、10年続いた不調に診断名が付いた…本人は「ちょっとした体質」だと思っていた話 appeared first on やっちまった!海外のやらかし告白.…