1 名前:昆虫図鑑 ★:2026/10/08(木) 00:21:02.55 ID:5kqM4r5n.net 日本から2年連続でノーベル化学賞受賞者が出た。 スウェーデン王立科学アカデミーは7日、今年のノーベル化学賞の受賞者に、フランスのパリ第11大学(現パリ・サクレー大学)名誉教授アンリ・カガン氏(95)と、日本の東京理科大学名誉教授、硤合憲三氏(76)を選んだと発表した。受賞理由は、非対称有機合成における非線形効果と自己触媒現象を発見した功績だ。賞金1200万スウェーデン・クローナ(約16億ウォン)は2人で分け合う。 日本は昨年、京都大学特別教授の北川進氏が金属有機構造体(MOF)の開発でノーベル化学賞を受賞したのに続き、2年連続で化学賞受賞者を出す栄誉を得た。硤合教授は日本人として10人目のノーベル化学賞受賞者で、日本で生まれ外国籍を取得した3人を含めると、日本の31人目の受賞者となる。 左手と右手は鏡に映したような形をしているが、重ね合わせることはできない。分子にも同じように、互いに鏡像関係にある2つの形がある。これを「鏡像異性体」という。生命体はアミノ酸のような分子で、一般に一方の形だけを使う。これを「ホモキラリティー」という。ギリシャ語の「同じ」と「手」を組み合わせた用語だ。 実験室でこうした分子を作ると、通常は2つの形がほぼ同じ量で生じる。だが、2つの分子は人体内で互いに異なる作用を示すことがあり、医薬品を作る際に望ましい一方だけを選択的に合成することは、化学界の長年の課題だった。 カガン教授は1986年、触媒のわずかな非対称性が生成物ではより大きく現れることがあると発見した。触媒と生成物の非対称性の度合いが単純に比例しない「非線形効果」だった。これを利用すれば、望む鏡像分子がより多く作られるよう反応を設計できる。 硤合教授はここからさらに一歩進めた。反応で作られた物質が再び触媒となり、同じ物質をさらに作る「自己触媒」反応を開発した。1995年には、一方の分子が2%多い状態から87%まで増える反応を発表し、2003年には、当初はどちらにも偏っていない状態から、事実上、一方の分子だけが作られる反応を実現した。 ノーベル委員会は、2人の研究が、生命体がなぜ一方向の分子だけを使うのかを理解する上で重要な手掛かりを提供し、医薬品・香料・農薬・新素材の製造にも活用されていると評価した。ノーベル化学委員会のハイナー・リンケ委員長は「100年を超える化学の謎に答えを示した」と述べた。 引用元:…