転載元: ひかり ★ 2025/07/30(水) 07:16:31.30 ID:3nPuItzc9 セ5位の広島は29日の阪神戦(甲子園)に0―1で敗れ、今季3度目の6連敗。借金はついに「10」に到達した。 赤ヘル打線が苦手とする相手先発・大竹を打ちあぐね、2度の満塁の好機も生かせず、6回1失点だった床田の粘投も実らなかった。試合後の新井貴浩監督(48)も「もうあと1本というところまでいっているんだけど…」と渋い表情だった。 直近の15試合では1勝14敗1分け。52試合を残すとはいえ、CS圏内となる3位のDeNAとも3ゲーム差で日に日に窮地に追いやられている。 そうした中、球団は〝外部補強ゼロ〟で終える断を下した。31日の補強期限を前に、育成選手だった4年目・前川誠太内野手(22)と3年目の辻大雅投手(21)を支配下契約に移行。これで上限の「70人」に達し、残りのシーズンを現有メンバーで戦うこととなった。 内部昇格にとどめた背景には、5月から獲得調査を進めていた新外国人投手の獲得に至らなかったこともあるが、実は新井監督自身が先々のチーム編成を見据えたものでもある。多くの球団がシーズン後半戦に向けた補強を行ったが、鯉将はこう打ち明けていた。 「周りの球団がどうとか、俺は気にしたことがない。ウチにはウチのやり方があると思っている。俺は今の子たちを育てていくという気でいる。短期的なことを見るんじゃなく、その先を。3年、5年後を見た時にウチにはウチのやり方があると。そこを見て、目の前の試合も戦っている」 各選手が順調にシーズンを戦っていけば、今季中には床田、来季には森下が国内FA権を取得する見込み。野手でも坂倉が早ければ来季、小園も3年以内に権利を取得することになる。もちろん、熟考の末に残留となればベストだが、FA権は貢献した選手が手にする〝勲章〟の一つだ。新井監督も現役時代にFA移籍した経験があるだけに、口を挟むつもりはないようだ。 仮に現在の主力選手が流出した場合、チームはどうなるのか。そうしたリスクも想定しているからこそ、今後も「育成と勝利の両立」がブレることはなさそうだ。 東スポWEB…