島にいる警察官はたった1人。それなのに22年間、逮捕された人はひとりもいなかった——。南大西洋に浮かぶ「世界一孤立した有人島」トリスタン・ダ・クーニャの話が、海外の掲示板で話題になった。コメント欄では「史上最高の警官か、史上最悪の警官か」という冗談から、「逮捕ゼロは犯罪ゼロと同じ意味なのか」という鋭いツッコミまでが飛び交った。 今日の知ってた? 👮 1988年から2010年までの22年間、南大西洋の孤島トリスタン・ダ・クーニャでは、島にたった1人の警察官による逮捕が1件もなかった。 🏝️ いちばん近い有人島まで約2,400km。島の人口は300人に満たない。 背景:トリスタン・ダ・クーニャとは 「世界一孤立した有人島」。トリスタン・ダ・クーニャは、南アフリカのケープタウンから約2,800km、アフリカと南米のあいだの南大西洋に浮かぶ火山島だ。いちばん近い有人島は、ナポレオンが流されたことで知られるセントヘレナ島だが、そこまでも約2,400km離れている。そのため「世界で最も孤立した有人島」と呼ばれることが多い。 イギリスの海外領土。島はイギリスの海外領土「セントヘレナ・アセンションおよびトリスタンダクーニャ」の一部で、人が住む集落は「エディンバラ・オブ・ザ・セブン・シーズ」ただ1つ。人口は300人に満たず、島民の名字は数えるほどしかない。空港はなく、外との行き来は南アフリカから出る船だけで、片道1週間ほどかかる。暮らしを支えているのは主に漁業だ。 もう少し詳しく 「逮捕ゼロ」は「何も起きなかった」とは限らない。この話が伝えているのは、あくまで「逮捕がなかった」という事実だ。コメント欄でも、全員が顔見知りの小さな島では、ちょっとした揉め事は警察沙汰になる前に住民同士で収めてしまうのではないか、という指摘が相次いだ。逆に、島を出る手段が船しかない以上、悪さをしても逃げ場がない、という見方もあった。 「2010年まで」になっている理由。期間が2010年で区切られているのは、この話の元になった記事がその年に書かれたからだ、とコメント欄では説明されていた。 人が住み始めたきっかけはナポレオン。島の名前は、1506年にこの島を見つけたポルトガルの航海者トリスタン・ダ・クーニャに由来する。本格的に人が住むようになったのは1816年、イギリスが島に守備隊を置いてからだ。セントヘレナ島に流されたナポレオンを、フランス側がこの島を足がかりに救い出すのを防ぐためだった。守備隊が引き揚げたあとも一部の兵士が家族とともに残り、これが今の島民社会の始まりとされている。 1961年には島民全員が島を離れた。1961年、島の火山が噴火し、島民は全員イギリス本国へ避難した。それでも2年後の1963年には、大半の島民が島へ戻ることを選んでいる。 海外の反応 1. 海外の名無しさん 22年間ひとりも逮捕しなかったって、史上最高の警官か、史上最悪の警官か、どっちかしかないだろ。 2. 海外の名無しさん(>>1への返信) 「お前ほど最悪の警官は聞いたことがない」「でも聞いたことはあるんだろ?」ってやつだな。『パイレーツ・オブ・カリビアン』のジャック・スパロウ方式。地球の裏側の俺らにまで話が届いてる時点で、彼の勝ちだよ。 3. 海外の名無しさん(>>1への返信) もしくは、島で起きてる犯罪を全部やってるのがその警官本人っていうオチだな。 4. 海外の名無しさん 住める場所としては世界で一番人里離れたところのひとつだからね。人口がうちの高校の同学年の人数より少ないんだよ。ただ、島の歴史はめちゃくちゃ面白いから、気になった人はぜひ調べてみてほしい。 5. 海外の名無しさん(>>4への返信) その期間ずっと人口300人未満だったんだから、そもそも取り締まるほどの犯罪がないんだろうな。歴史が面白いのは同意する。 6. 海外の名無しさん(>>5への返信) 300人もいれば、お互いを憎み合う派閥が最低4つはできる。これは小さな町の出身者として保証する。 7. 海外の名無しさん(>>5への返信) いや逆に、ああいう隔絶された土地って依存症が多くなりがちなんだよ。酒なんてどこでも作れるし。たいていの田舎町と同じで、揉め事の大半は法律の外で片づけてるんだと思う。 8. 海外の名無しさん(>>7への返信) そう、ここでのキーワードは「逮捕」なんだよな。逮捕されなかったってだけで、犯罪がなかったとは誰も言ってない。 9. 海外の名無しさん 問題がなかったんじゃなくて、逮捕がなかったってことね。誰かが酔って騒いでも「またかよテリー、お前は飲むとほんと最悪だな。酔いが醒めるまで誰も口きいてやらないから、とっとと家に帰れ」で終わり。みんなで丸く収められるなら、わざわざ書類なんか書きたくないでしょ。もっと暗い見方をすれば「内々で握りつぶされてる」とも言えるけど、この島はそういう話じゃない気がする。 10. 海外の名無しさん(>>9への返信) まさにそれ。なんでピンと来ない人がいるのか不思議なくらいだよ。これくらい小さい共同体だと、逮捕は本当に最後の手段なんだ。盗んだ物を返させる、家族が相手に償いをする、とにかく謝らせる、ときには一発ぶん殴って終わり。全員が顔見知りだから、何かしら落としどころが見つかる。もちろん「問題を埋めて見なかったことにする」っていう悪い方の落としどころも含めてね。 11. 海外の名無しさん 知り合いの家族が地中海のすごく小さな島に住んでるんだけど、船が1日1往復しか来ないところで、犯罪はほぼゼロらしい。全員が全員を知ってるし、島から出る手段は時刻表どおりに来る船1本だけ。悪さをしても逃げようがないんだよ。 12. 海外の名無しさん 意味深なことを言っておくけど、2011年にこの島で何があったかは調べない方がいいぞ……。 13. 海外の名無しさん(>>12への返信) 2010年までになってるのは、元ネタの記事がその年に書かれたからってだけだよ。2011年に何かあったって意味じゃない。 14. 海外の名無しさん(>>13への返信) そうそう、2011年は本当に何も起きなかったんだよ。世界中が一斉に気を失って、目が覚めたら2012年だった。パニックを防ぐためにニュースから全部消されたから、誰も「何も起きなかったこと」を覚えてないだけさ。 15. 海外の名無しさん おいグレッグ、お前のせいで22年の連続記録が途切れたんだぞ。いいから、そのペンギンを元いた場所に返してこい。 16. 海外の名無しさん ある意味『ジェシカおばさんの事件簿』の真逆だな。のどかな海辺の小さな町なのに、毎週のように殺人事件が起きるドラマ。あの町の殺人発生率を真面目に計算した人がいて、現実なら世界でも指折りの危険な都市になるらしい。 17. 海外の名無しさん うちの母はトリスタンのすぐ隣のセントヘレナ島で育ったんだけど、あっちは昔、人口のわりに事件が多くて、まるで昼ドラみたいだったらしい。今はすっかり落ち着いて、警察のお知らせも「盗まれた庭の熊手を探しています」みたいなのばっかりだよ。 18. 海外の名無しさん(>>17への返信) 「すぐ隣」って言っても2,400kmくらい離れてるんですが。その感覚だと、隣の州どころか隣の国までご近所さんだわ。 19. 海外の名無しさん(>>18への返信) 地図を指さしながらじゃないと説明しにくいんだって(笑)。トリスタンもアセンション島も知らない人に、あの辺の位置関係を伝えるのは本当に難しいんだよ。 20. 海外の名無しさん こういう話を聞くと、「あなたの住んでいる所の凶悪犯罪って、メイン州からアラスカ州までの目盛りで言うとどのくらい?」っていうネタを思い出す。 ※注:メイン州は全米でも凶悪犯罪が特に少ない州、アラスカ州は特に多い州として知られている。 21. 海外の名無しさん(>>20への返信) アラスカは場所によっては本当にヤバいからな。全米でも凶悪犯罪率がトップクラスの州なんだよ。冬は日が短くて天気も荒れるし、道路でつながってない町は食料品が高くて人付き合いも少ない。孤立した土地は人を追い詰めやすいんだ。 22. 海外の名無しさん(>>21への返信) アラスカのホーマーって港町からデナリ国立公園までヒッチハイクしたとき、どこでも同じ2つの忠告をされたよ。1つ目、ヘラジカに気をつけろ。2つ目、太陽が出てるからって変なやつが寝てると思うな。夏のアラスカは夜中でも明るいけど、夜中の1時は夜中の1時だ。 23. 海外の名無しさん(>>21への返信) とはいえ、遠くて孤立してるからって、アラスカの北極圏の集落と同じ問題を抱えるとは限らないよ。僻地と飲酒が結びつきやすいのは確かだけど、必ずそうなるわけじゃない。トリスタンみたいに全員が顔見知りで、ずっと同じ顔ぶれで暮らしてきた島なら、事情はまた違うでしょ。 まとめ 警察官が1人しかいない島で22年間逮捕者ゼロという話は、トリスタン・ダ・クーニャの小ささと孤立ぶりをよく表す豆知識だ。コメント欄は「最高の警官か最悪の警官か」という冗談で始まりつつ、「逮捕がない=犯罪がない、ではない」「顔見知りだらけの社会は揉め事を内側で片づける」という指摘が目立った。のどかな豆知識の裏で、「平和」の中身を想像させる話でもある。 元ソース: 1988年から2010年まで、トリスタン・ダ・クーニャ島では、島で唯一の警察官によって逮捕された人がひとりもいなかったと知った The post 「島の警察官は1人だけ、22年間の逮捕者はゼロ」世界一孤立した有人島の豆知識、海外が引っかかったのは「逮捕」という言葉だった appeared first on みんな知ってた?【海外の反応】.…