洒落怖から。同行者のキャラが濃すぎて、怖い話のはずが読むうちに笑いも込み上げてくる。管理人はもうこの人に取材したい。 8: 名無しのオカルト 2026/08/13(木) 16:21:40.96 ID:5FKUMT9IQ ID:5FKUMT9IQ 午前2時24分。知らない番号から電話がかかってきた。出ると、男の声がした。「24歳、学生です」俺は即座に電話を切った。……拓也のミームだ。こんな時間に何の冗談だと思っていると、また着信。今度は出ない。すると留守番電話が勝手に再生された。「いいよ!来いよ!」そこで録音が途切れる。怖くなってスマホを伏せた。その瞬間、部屋のドアを、コンコン。と二回叩く音がした。「……誰?」返事はない。もう一度。コンコン。そしてドアの向こうから、「お前のことが好きだったんだよ!」と叫び声。俺は完全にパニックになった。「帰れ!」するとドアの向こうから、「悔い改めて」と、ものすごく小さい声が返ってきた。しばらく沈黙。俺が恐る恐るドアに近づくと、スマホが鳴った。画面を見る。着信相手は、『拓也』そんな名前を登録した覚えはない。出る。「もしもし……」『いやー、すいません。ちょっと部屋間違えました』「……誰だよ」『俺だよ』「拓也?」『そうだよ』『じゃあ俺、ギャラ貰って帰るから』電話が切れた。安心して息を吐いた、その瞬間。玄関の外から声がした。「……ギャラ、置いといてくれよ」俺は凍りついた。さらに、「いいよ!来いよ!」ドアノブがゆっくり回る。 引用元: ・死ぬほど洒落にならない怖い話を集めてみない? 9: 名無しのオカルト 2026/08/13(木) 16:36:07.91 ID:5FKUMT9IQ ID:5FKUMT9IQ 拓也は怪異に遭遇しても死なないんだよな午前3時、俺は山奥の廃ホテルに来ていた。理由は簡単。「廃ホテルに泊まってみたらどうなるんだよな」という動画を撮るためだった。同行者は拓也。「拓也、ここ本当に大丈夫なの?」俺が聞くと、「ウッス!」とだけ返ってきた。心強い。ホテルのロビーに入った瞬間、受付の奥から女の声がした。「……お客様、一名様ですか?」俺が固まっていると、拓也が普通に答えた。「ウッス。二人っす」すると受付の女が、「……三人です」と言った。俺と拓也は顔を見合わせた。「三人って誰だよ」俺が聞く。拓也は少し考えてから、「まあ、いるんじゃないっすか?」と言った。いや、怖がれよ。その夜、午前4時。俺が寝ていると、廊下から足音が聞こえてきた。ペタ……ペタ……ペタ……足音は部屋の前で止まった。ドアノブが回る。 10: 名無しのオカルト 2026/08/13(木) 16:36:51.14 ID:5FKUMT9IQ ID:5FKUMT9IQ ガチャッ。鍵は閉めてある。なのにドアが少しずつ開いた。隙間から、真っ黒な顔が覗いている。俺は声も出せなかった。すると隣のベッドから拓也が起き上がった。「……誰?」黒い顔が拓也を見る。「お前は……亅拓也が立ち上がる。「ウッス亅黒い顔が一歩下がった。「……お前、怖くないのか?」拓也は首をかしげた。「怖いっすよ」「でも俺、戦車にひかれても死なないんだよな」怪異が沈黙した。俺も沈黙した。怪異が、「……関係ないだろ」と呟いた。拓也は、「そうっすね」と言った。そして怪異に向かって歩き出した。「じゃあ、試してみます?」 11: 名無しのオカルト 2026/08/13(木) 16:37:18.56 ID:5FKUMT9IQ ID:5FKUMT9IQ 翌朝。俺が目を覚ますと、ホテルの部屋はめちゃくちゃになっていた。ベッドはひっくり返り、壁には巨大な穴が開いている。拓也はいない。床には血のような赤黒い液体が大量に落ちていた。俺は震えながらスマホを確認した。すると、拓也からメッセージが一件。『大丈夫っす』その下に、もう一件。『怪異は俺が処理しといたんだよな』安心しかけた、その瞬間。ホテル全体に女の悲鳴が響いた。「拓也はどこ!?」俺は逃げようとした。しかし玄関の前に、拓也が立っていた。服はボロボロ。顔も泥だらけ。でも本人はいつもの調子だった。「いやー、すいません」「ちょっとやりすぎました」俺が、「何したんだよ……」と聞くと、拓也は廊下の奥を指差した。そこには、さっきの怪異がいた。 12: 名無しのオカルト 2026/08/13(木) 16:37:57.82 ID:5FKUMT9IQ ID:5FKUMT9IQ ただし今度は、十体以上いる。俺は叫んだ。「なんで増えてるんだよ!」拓也は少し考えて、「いや、分かんないっす」「でもまあ……」怪異たちが一斉に拓也を見る。拓也は笑った。「拓也は怪異に囲まれても死なないんだよな」その瞬間、ホテルの電気が全部消えた。暗闇の中で、拓也の声だけが聞こえた。「ウッス!」次の瞬間、ホテル中から、「ウッス!」「ウッス!」「ウッス!」と、無数の声が返ってきた。俺はその場から逃げ出した。今でもあのホテルには行けない。ただ、一つだけ気になることがある。後日、ホテルの防犯カメラを確認したところ、俺と拓也が入った映像には、最初から三人分の影が映っていた。そして三人目の影だけが、ホテルを出るとき、俺たちとは逆方向を向いていた。その影の上には、管理人が書いたと思われるメモが残っていた。「⚠️南佳也には全く似ていません⚠️」 13: 名無しのオカルト 2026/08/13(木) 21:33:59.00 ID:wBBnzAK3L ID:wBBnzAK3L おー 管理人:拓也ミーム——「拓也は〇〇されても死なない」というお約束のネタとされる。今回は廃ホテルの怪異相手にもこの調子で押し通す一本で、緊張感がどんどん謎の方向にねじれていく。あなたは拓也のこの肝の据わり方、羨ましい派?それともドン引き派?コメ欄で聞かせてほしい。…