祠の掃除に向かったら鍵ごと御神体が消えていて、そこから村で火事や事故が立て続けに起きた——そんな山里の話を軸に、今回は同じ日付に投稿されてきた過去記事から6本を蔵出しした。雨女に宿る豊穣の神、団地の部屋の境目に浮かんだ影、頭上に不幸な未来が見える同僚、山から滑るように下りてくる白い何か、小学校に置き去りにされた壊れた銅像——境界の向こうから日常にふっと入り込んでくる気配を集めた回になった。選定は9月15日に投稿された記事の中から、コメント欄の反応も含めて読み応えのあるものを選んだ。各記事には当時のコメ欄から印象的な1件を添えているので、投稿当時の読者の温度感も合わせて楽しんでほしい。 01 【ほんのり】ある日祠の掃除に向かうと、祠の鍵が壊され御神体がなくなっていました。それを期に村内で交通事故や不審火、不幸が頻発するように… 2018年コメ6件 祠の鍵が壊されて御神体が消えた翌日から、火事や事故が村中で立て続けに起きる——静かな山里の空気が一気に不穏になる導入がいい。儀式のため白羽の矢が立った先で何を見せられるのかは本文で。 2. 名無しのオカルト 2018/09/16山の神はたしか女性だったはずと思いながら読んでいたので、途中で納得 話し手を男性と思っていたので、最後であれ? → コメ欄を全部読む 02 【オカルト】雨女の人はきっと豊穣の神に気に入られてんだな「華やかで大きな気の動きですね」 2017年コメ5件 雨女は実は豊穣の神に気に入られているだけ、という発想の転換がまず楽しい。行列や混雑を無意識に引き寄せる体質の報告が次々集まって、読んでいるとつい自分の運勢も疑いたくなる。 1. 名無しのオカルト 2017/09/15私は、というか夫かな? 夫婦揃って店に入ると後ろに列ができる。 コンビニでレジ→いつの間にか後ろにまあまあの列 飲食店→座ってメニュー選んでるといつの間にか待ち発生 行列大嫌いだから無意識に流れを察してるのかな。 → コメ欄を全部読む 03 【実体験】ダイニングとリビングの境目におっさんがぶら下がってた。 2022年コメ4件 団地の自室、ダイニングとリビングの境目にぼんやり浮かんでいたおっさんの影を、家族の中で自分だけが見ていたという書き出しの静けさが不気味。その"何か"の正体は本文で確かめてほしい。 4. 名無しのオカルト 2022/09/25すべての上下の階に現れたが視えたのが報告主のうちだっただけでは? これがほんとのダイニングメッセージ。 → コメ欄を全部読む 04 【ほんのり】未来が見えるって人がいた。幸せなものではなく不幸になる人間の未来図が見えるらしい。 2020年コメ3件 美容室の閉店後、同僚の使い込みをその場で言い当ててしまう"視える"人の迫力がすごい。もう一つ語られる、息子と駅のホームでの出来事まで含めて読んでほしい。 2. 名無しのオカルト 2020/09/16>>1 難しいやろ、自分だったらやるか? 自分女で飛び込みは男やで → コメ欄を全部読む 05 【不思議な体験】家の近くの山から人の形した何かが下りてきた。でも、それは半身が真っ白で普通の歩き方をしていなくて… 2016年コメ3件 夕暮れの庭先に現れた、頭から腰まで真っ白でヌルヌル滑るように歩く"何か"の描写がじわじわ来る。夜中のトイレで再会したときの、胴体の見え方の気味悪さも効いている。 2. 名無しのオカルト 2016/09/15タゴハン てなんだ?とおもたら 夕ご飯だったのね → コメ欄を全部読む 06 【不思議な話】小学校にあった不可解なもの。放置された壊れた銅像。視聴覚室の黒いゴミ袋。 2019年コメ1件 屋上前の踊り場に置き去りにされたまま、顔と手首にだけ包帯を巻かれた壊れた銅像がずっと引っかかる。視聴覚室の黒いゴミ袋の中身も含め、小学校の"見て見ぬふり"案件が並ぶ。 1. 名無しのオカルト 2019/09/15校長がずっと変わらない小中学校って、私立なのか。 → コメ欄を全部読む 気になった話があれば、ぜひ元記事のコメ欄も覗いてみてほしい。あなたの周りにも、こういう"境界"を感じた経験はないだろうか。…