Image credit:NOAA Ocean Exploration, Exploration of the Gulf of Mexico 2014 2014年、メキシコ湾の深海を、ソナーを使って海底の物体を探知していた科学者たちは、巨大な構造物があることを確認した。 アメリカ海洋大気庁(NOAA)の調査チームは、「未知の難破船を発見したかもしれない!」と、期待に胸を膨らませて無人潜水機を送り込んだところ、船の残骸はなかった。 深海1,900mの海底にあったのは、海底から咲き誇る不気味で巨大な黒い花だったのだ。 花といっても植物ではない。地下から噴出したタールが冷たい海水の中で成分を失いながら固まり、花びらのように割れた自然の造形物だ。 「タールリリー」と名付けられた奇妙な塊は、光の届かない過酷な環境で多様な深海生物たちの豊かな住み処となっていた。 ... ▼あわせて読みたい ・7000年の眠りについていたバルト海の藻類を目覚めさせることに成功! ・深海の底のさらにその下の空洞に生息する生物を発見。地球外生命の手がかりに ・未知なる世界へようこそ。深海の熱水噴出孔の地下に新たな生態系を発見 ・世界で2番目に深いブルーホールを新たに発見、地球の歴史を知る手がかりに ・新たに1万9000以上の海底火山を発見。海洋学者による最新調査 この記事のカテゴリ:自然・廃墟・宇宙 / 水中生物…