スマホに入れたきり、ほとんど開いたことのないアプリ——誰の端末にも1つや2つはあるはずだ。海外の掲示板に投稿された今回の話は、そんな「入れただけのアプリ」を暇つぶしに触った人が、たった1枚のスクリーンショットで取り消せない通知を送ってしまった記録である。しかも相手が元恋人本人なのか、同じ名前の赤の他人なのかも分からないまま終わった。 ※注:Snapchat(スナップチャット)は、送った写真やメッセージが相手に見られてから一定時間で自動的に消えるのが売りのSNS。英語圏の10代〜20代では定番のアプリだが、日本ではLINEやInstagramに押されてあまり使われていない。そして最大の特徴が、この記事の中心になる「スクリーンショットを撮ると、撮られた側にそれが伝わる」という仕組みである。ただし、どの画面のスクリーンショットで相手に伝わるのかは時期によって仕様が変わっており、本記事は投稿者本人が体験した範囲で書いている。以下、本文中の「スクショ」はスクリーンショットの略。 何をやらかした? 📌 去年スマホを買い替えたときに入れたきり、ほとんど開いていなかったSnapchat。広告をタップして久しぶりに開いた投稿者は、友達を探す欄に元恋人の珍しい名前を入れてみた。すると、名前だけでなく、これまた珍しいあだ名まで一致するアカウントが表示される。彼はずっと「持っていない」と言っていたのに——。面白半分でスクリーンショットを撮った瞬間、それが相手に伝わってしまった。取り消す方法は無い。しかも、とんでもない人間だと思われた相手が元恋人本人なのか、同じ名前の赤の他人なのかすら分からないままである。 事の発端 「そのうちフィルターで遊ぶかも」で入れて、そのまま忘れていた 話は去年にさかのぼる。投稿者はスマホを買い替えたとき、Snapchatを初めて端末に入れた。理由は「いつか顔に犬の耳をつけるような加工(フィルター)を試してみたくなるかもしれないから」という、その程度のものだった。実際にはその後ほとんど触っていない。アプリ一覧のどこかにアイコンだけが残っている——日本の読者にも心当たりのある状態だろう。そして、ほとんど触っていないということは、そのアプリが裏で何をするのかを何も知らないということでもある。今回の話は、まるごとこの一点から始まっている。 広告をタップしたら、そのアプリが立ち上がった その日、投稿者はスマホをいじって暇をつぶしていた。表示された広告をタップしたところ、飛んだ先がSnapchatのアプリだった。せっかく開いてしまったのだから、と少しだけ触ってみることにする。悪意も目的も無い。「もう開いているんだから、ついでに」——久しぶりに起動したアプリを指先で流し見るときの、ごく普通の流れである。そこで投稿者は「友達を探す」という欄を見つけた。 やらかしの一部始終 珍しい名前を入れたら、あだ名まで一致するアカウントが出てきた 冗談半分で、投稿者はその欄に元恋人の名前を打ち込んだ。彼の名前は珍しい。ありふれた名前なら同姓同名がずらりと並んで終わりだが、そうはならなかった。表示されたのは、名前が一致するだけでなく、これまた非常に珍しいあだ名まで一致するユーザーだった。ここで投稿者の中に引っかかるものが生まれる。彼はずっと「Snapchatはやっていない」と言っていたからだ。名前だけならまだしも、あだ名まで揃ってしまうと、まったくの別人だと思うほうが難しい。 面白半分で撮った1枚が、そのまま相手に伝わった 「持ってないって言ってたのに」。投稿者はその画面のスクリーンショットを撮った。誰かに見せるためでも、証拠を握るためでもない。本当に、ただ面白かったからである。ところが投稿者は、決定的なことを1つ知らなかった。Snapchatには、スクリーンショットを撮ると撮られた側にそれが伝わる仕組みがある。投稿者の理解では、撮った画像そのものが相手に送られたのだという。血の気が引いた投稿者は、慌てて取り消す方法を探した。だが——探しても無かった。撮ってしまった以上、なかったことにはできない仕様だったのである。 その後 残ったのは、宙ぶらりんの気まずさだった。あのアカウントが元恋人本人なのか、名前もあだ名も偶然そろった赤の他人なのかは、投稿者にも分からない。つまり投稿者は、元恋人に「わざわざ検索して画面を撮る人」だと思われたか、まったく面識のない他人に同じことを思われたか、そのどちらかということになる。本人はこう書いている。「どっちのほうがマシなのか、自分でも分からない」。普段使っていないアプリなので、これがよくある事故なのかどうかすら判断がつかない、とも。 補足しておくと、投稿者と元恋人は完全に縁が切れているわけではない。今でも時々オンラインで一緒にゲームをする間柄で、彼のことが頭をよぎること自体は特別なことではないという。コメント欄で「そもそも元恋人を検索した時点でやらかしだ」と言われた投稿者は、そう返している。 そしてコメント欄には、事態を少しだけ軽くする指摘も付いた。相手に届くのは画像そのものではなく「スクリーンショットを撮られました」という知らせだけだ、というものである。投稿者は「それを聞いて少し救われた。恥ずかしいことに変わりはないけれど、向こうから見たら思ったほど不気味ではないかもしれない」と返している。ただしその知らせは、こちらが手元の画像を消しても相手の画面からは消えないらしい。 最終的に投稿者が選んだのは、自分から切り出すことだった。次に一緒にゲームをするときに「実は笑える話があってさ……」と、自分の口から言ってしまうつもりだという。絆創膏は、早めに剥がしたほうが痛くない。 海外の反応 1. やらかし名無しさん 落ち着いて。画像そのものが送られたわけじゃなくて、相手には「スクリーンショットを撮られました」という知らせが表示されるだけだよ。ただし、その知らせはこっちで消せないし、手元の画像を削除しても相手の画面には残り続ける。そこだけは覚悟しておいたほうがいい。 2. やらかし名無しさん(>>1への返信) よかった、本当にそれを聞いて少し救われました。恥ずかしいことに変わりはないんですけど、向こうから見たら思っていたほど不気味ではないかもしれない、というだけで気持ちがだいぶ違います。 3. やらかし名無しさん うわああ、この恥ずかしさ。誰もが一度は通る道だし、しかも全員まったく同じ学び方をするんだよね。事前に教えてくれる人がいない。自分だったらもう一生その人を避けるし、なんなら引っ越すレベル。 4. やらかし名無しさん(>>3への返信) 引っ越しはさすがにやりすぎでは……と言いたいところだけど、気持ちはものすごく分かる。自分は元恋人の実家の前を通らないルートで、遠回りして通勤していた時期が普通にあった。距離は薬になります。 5. やらかし名無しさん 100年前、あるいは1000年前に人類がやらかした恥ずかしい出来事を想像してみてほしい。今それを覚えている人も、気にしている人も、この世に1人もいない。つまり結論はこうです。人はみんな痛いことをやるし、それでいい。 6. やらかし名無しさん そう、あのアプリは本当に何をしても相手に通知が飛ぶ。中学生のとき短い期間だけ使っていて、友達や同級生を相手にいろんな機能を試して遊んでいた。悪気はゼロで、単に使い方を覚えたかっただけ。あとから通知の仕様を知って、なぜ次々に友達を解除されていたのか全部つながった。 7. やらかし名無しさん(>>6への返信) それは切ない……。こっちの操作をいちいち相手に知らせる設計、便利というより気まずさを増やしてるだけだと思うんだよな。自分は結局そこが落ち着かなくて、Instagramに戻ってきた口です。 8. やらかし名無しさん 本当のやらかしは、スクリーンショットのほうじゃなくて元恋人の名前を検索したことのほうだと思う。『アナと雪の女王』のエルサ方式でいこう。ありのままで、手放す。過去は勝手に凍らせておけばいい。 9. やらかし名無しさん(>>8への返信) それが、別れたあとも今でも時々オンラインで一緒にゲームをする仲なんです。なので彼のことが頭をよぎること自体は、そんなに不自然じゃなくて。今回のは単純に、やり方が最悪だっただけで。 10. やらかし名無しさん(>>9への返信) だったら話は簡単だ。そのスクリーンショットを別のSNSのほうから本人に送りつけて「ねえ、これ君?」って聞いちゃえばいい。先に自分でネタにした人が勝つ。黙っているほうがずっと不気味になるやつだよこれ。 11. やらかし名無しさん 言い返す材料ならちゃんとあるよ。「持ってないって言ってたよね? だから証拠として撮ったんだけど」で完全に立場が入れ替わる。追及されるほうじゃなくて、追及するほうに回れる状況なんだからもったいない。 12. やらかし名無しさん それ、たぶん仕様の理解が違うと思う。通知が飛ぶのは相手とのやりとりの画面を撮ったときで、名前で検索して出てきた結果を撮っただけなら、誰にも何も伝わらないはずなんだけど。自分が知っている限りではそういう挙動だった。 13. やらかし名無しさん(>>12への返信) 私が撮ったのは検索結果ではなくて、そこから開いた本人のプロフィール画面です。撮った直後に、相手に知らせが行ったことを示すメッセージが実際に表示されました。なので少なくとも私の環境ではそうなりました。 14. やらかし名無しさん(>>13への返信) このアプリ、通知の範囲が何度も変わっているから「昔はこうだった」があまり当てにならないんだよね。結局、実際に撮って画面に出た人の証言が一番正しい。ちなみに自分は怖くて検証する気になれない。 15. やらかし名無しさん 自分はこの手の話を読みすぎたせいで、スクリーンショットを撮る前にわざわざそのアプリを裏に回してから撮る癖がついた。9割方は誰かをけなす目的なんかじゃなく、面白い部分を友達に見せたいだけなのに。細かいところは毎回ぼかしてるし、そこまでやってようやく安心できる。 16. やらかし名無しさん 仕事用のSNSにも似た機能があって、自分のページを誰が見たか相手に分かるようになっている。深夜に元同僚のページを延々とたどっていたのが、翌朝きれいに全部伝わっていた。名前を出さずに見られる設定があると知ったのは、当然そのあとの話です。 17. やらかし名無しさん(>>16への返信) あれ、初期設定が実名表示になっているのが最大の罠なんだよ。しかも設定の場所が分かりにくいところにある。全世界の求職者が一度は同じ思いをしてると思う。 18. やらかし名無しさん 何年も前の投稿を延々さかのぼっているときに、うっかり「いいね」を押してしまったことがある。0.5秒で取り消したけど、通知のほうが指より速いんだよね。相手の画面には確実に出たし、こちらにできることは何も無かった。 19. やらかし名無しさん(>>18への返信) 取り消しても「無かったこと」にはならないのが本当に残酷。押した記録は消えるのに、押した瞬間に飛んだ知らせは相手の手元にそのまま残る。あれを最初に設計した人と一度じっくり話してみたい。 20. やらかし名無しさん(>>19への返信) メッセージアプリの既読も結局これと同じ構造だと思う。返す言葉が何も決まっていないのに開いてしまって、そこから無言の時間が始まる。開いた事実だけが先に相手へ届いてしまうんだよ。 21. やらかし名無しさん もし向こうから話題に出されたら「そういえば君と同じ名前の人がSnapchatにいてさ、面白かったから撮っちゃった」で普通に流せると思う。あるいは自分から先に言ってしまうか。どっちにしても、みんな通ってきた道だから大丈夫ですよ。 まとめ 誰の端末にも、入れたきり開いていないアプリが1つや2つはある。そして開いていないということは、そのアプリが裏で何を相手に伝えるのかを知らないということでもある。今回の投稿者が失ったのは、スクリーンショット1枚ぶんの体面だけだ。それでも「取り消せない通知が飛んだ」と気づいた瞬間の血の気の引き方は、国もサービスも関係なく共感を集めた。コメント欄には「誰が見たか分かる仕事用SNS」「何年も前の投稿へのうっかりいいね」「開いた瞬間の既読」と、似た事故の告白が次々に並んだ。100年経てば誰も覚えていない——という慰めも、たぶん本当である。 元ソース: Snapchatの仕組みを分かっていなくてやらかした The post 「持ってないって言ってたのに」元恋人の珍しい名前を検索して、スクリーンショットを撮った瞬間… appeared first on やっちまった!海外のやらかし告白.…