買い出しの帰りに自分へのご褒美として買った、大好きなチェリー味のコーラ。とりあえず1本だけ冷凍庫に入れて、そのまま忘れた。思い出したのは10分後、ソファに寝転がってスマホをいじっているときだった。「あ、破裂する」と飛び起きたところまでは正しい判断だったのに、そこから部屋が燃えるまで、たぶん3秒もかかっていない。 ※注:炭酸飲料を冷凍庫に長時間入れると、中身が凍って膨らみ、缶が裂けて庫内が悲惨なことになる。だから投稿者は慌てた。/舞台はアメリカの2階建て集合住宅の2階。日本と違い、各戸に消火器が備え付けられている物件が多い。火が出たときに911(日本の119にあたる緊急通報番号)にかけると消防が来て、壁の内側まで燃え広がっていないかを点検してくれる。/文中の「ACOTAR」は『A Court of Thorns and Roses』というシリーズの略称で、英語圏で大ヒットしている恋愛ファンタジー小説。投稿者が焦がしたのは、その箱入りセットである。 何をやらかした? 📌 冷凍庫に入れっぱなしのコーラを思い出した投稿者が、ソファから飛び起きた拍子にiPadの充電ケーブルへ足を引っかけて転倒。ケーブルが半分抜けた差込口から炎が上がった。備え付けの消火器を噴射して消し止めたが、ソファと買ったばかりの小説の箱入りセットが焦げ、コンセントの交換と壁の塗り直しが必要になった。 事の発端 1週間、インスタントのスープと袋麺で食いつないでいた 投稿者はここ1週間、まともな買い物に行けていなかった。冷蔵庫の中身は尽き、インスタントのスープと袋麺だけで毎日をしのいでいたという。そこにようやくの補充日である。食材をひととおり買い込んだうえで、自分へのご褒美として大好きなチェリー味のコーラを1ケース、カゴに放り込んだ。この日の投稿者は、ちょっとした達成感でいっぱいだった。 ところが、2階の部屋まで階段で買い物袋を運び上げたところで気力が尽きる。汗だくのまま棚に袋を置き、しばらく座り込んで涼んだ。つまり、コーラは冷蔵庫に入れられないまま常温で放置された。 「ちょっとの間だけだから」と冷凍庫に入れた しばらくして、ようやく昼食にとりかかる。サンドイッチを作り、付け合わせを皿に盛る。その前に投稿者はコーラを1本だけ取り出し、冷凍庫に入れた。炭酸飲料を冷凍庫に入れるのが危ないことは本人も分かっていた。缶が破裂しうることも承知のうえだ。それでも「サンドイッチができるまでの、ほんの少しの間」なので大丈夫だと判断した。食べ始めるころに冷えていれば理想的だ、くらいの気持ちだったという。 やらかしの一部始終 10分後、ソファの上で急に思い出す 昼食を食べ、皿を洗い、投稿者はリビングのソファに寝転がってスマホをいじり始めた。ここで完全にコーラのことが頭から消えている。 そしてもうひとつ、この部屋には伏線があった。投稿者は最近タブレットで絵を描くのに熱中していて、その日の午前も描いていた。おかげで年季の入った大きめのiPadは電池が切れかけており、ローテーブルの上で充電ケーブルにつないだままになっていた。ケーブルは壁のコンセントからローテーブルまで、床をまたぐ形で伸びている。 10分ほど寝転がったところで、投稿者は思い出す。冷凍庫のコーラだ。破裂する前に出さなければならない。台所へ走ろうと、ケーブルをまたぐつもりで勢いよく脚を振り上げた——が、足が引っかかった。 コンセントから、小さな炎が舐めるように出てきた 投稿者はつんのめって転び、その勢いで充電ケーブルの先が壁のコンセントから半分だけ引き抜けた。完全に抜けたのではなく、半分だけ。目を上げた投稿者が見たのは、差込口から舌のように出てくる小さな炎だった。 ここからの投稿者は速かった。台所へ全力で走り、冷蔵庫の脇に置いてあった消火器をつかんで戻り、コンセントに向けて噴射した。幸い炎はまだ小さく、その場で消し止めることができた。ただ、火はソファの一部を焦がし、さらに床に置いてあった小説の箱入りセットまで焦がしていった。投稿者が「これが一番腹立たしい」と書いているのがこの箱入りセットで、シリーズの新刊が出るというので読み返すために買ったばかりのものだった。 その後、投稿者は緊急通報番号に電話し、来てくれた消防が現場を確認した。壁の内側まで燃え移っている様子はなく、被害はその部屋の一角だけで済んだ。 その後 けが人はゼロ。建物への延焼もなし。ただし後始末は残った。ソファは買い替えることになり、焦げたコンセントは交換、壁は塗り直しが必要になった。そして箱入りセットは戻ってこない。投稿者は「ソファの弁償より、あの箱入りセットを失ったことを引きずっている」という書き方をしていて、そこが妙に人間くさい。 コメント欄で「で、結局コーラは飲めたのか」と聞かれた投稿者はこう答えている。無事に冷凍庫から回収できたし、破裂もしていなかった、と。あれだけの騒ぎの原因になった1本は、まったくの無傷だったわけである。 投稿者が最後に書いた教訓は2行だけだった。炭酸飲料を冷凍庫に入れるな。それと、床を這っているケーブルには気をつけろ。 海外の反応 1. やらかし名無しさん ケーブルを引っ張って抜けただけで火が出たのなら、心配するのはコーラより先に配線のほうだと思う。普通はそんなことでは燃えない。コーラの心配をする前に、その部屋のコンセントを全部見てもらったほうがいい。 2. やらかし名無しさん(>>1への返信) 投稿者が「古い建物で、大家ももうこの件は把握してる」と答えてたね。逆に言うと、投稿者がたまたま転ばなくても、いつか別の家電で同じことが起きてた可能性がある物件ということになる。 3. やらかし名無しさん(>>1への返信) 自分は電気屋の仕事をしてるけど、差込口の中の金具がゆるんでいたり傷んでいたりすると、半分抜けかけた状態が一番まずい。接触が不安定なところに電気が流れて火花が散る。ちゃんとした配線なら滅多に起きないというのは、その通りだけどね。 4. やらかし名無しさん 細かいことを言うと、冷凍庫のほうが冷蔵庫より速く冷える。だから冷凍庫に入れる判断自体は間違ってない。間違ってたのはタイマーをかけなかったことだけ。次からは缶を入れると同時にスマホで15分のタイマーをセットしよう。 5. やらかし名無しさん(>>4への返信) 濡らしたキッチンペーパーを缶に巻きつけてから入れると、体感で半分くらいの時間で冷える。びしょ濡れじゃなくて、湿らせる程度でいい。これを覚えてから缶を凍らせて泣くことがなくなった。 6. やらかし名無しさん(>>5への返信) 自分は冷凍のグリンピースの袋と袋の間に缶を挟んでる。冷えるのが速いのもあるけど、万一忘れて破裂してもグリンピースの袋が受け止めてくれるので、庫内の被害が最小限で済むのが本当の利点。 7. やらかし名無しさん 一番速いのは氷水にひとつまみ塩を入れて、そこに缶を沈めてくるくる回す方法。昔の手回し式アイスクリーム製造機と同じ理屈で、水は空気よりずっと速く熱を奪う。急ぐなら冷凍庫より確実だし、何より火事にならない。 8. やらかし名無しさん みんな冷やし方の話で盛り上がってるけど、俺が知りたいのはそこじゃない。あれだけの騒ぎを起こした原因のチェリーコーラは、結局その日のうちに飲めたのか。そこが解決しないと今夜眠れない。 9. やらかし名無しさん(>>8への返信) 投稿者が答えてたよ。ちゃんと冷凍庫から回収できたし、破裂もしていなかったって。つまりあの缶は完全に無罪で、部屋を焦がしたのは飼い主の反射神経だったという結末になる。 10. やらかし名無しさん まず消火器が家にあって、しかもパニックの中でちゃんと取りに行って使えたことを褒めたい。頭では分かっていても、実際に火を前にすると固まる人のほうが多い。使ったぶんは必ず補充しておいてね。 11. やらかし名無しさん(>>10への返信) これを読んで、うちの玄関に置きっぱなしの消火器の使用期限を初めて確認した。とっくに切れてた。この投稿は誰かの家を1軒くらいは救ってる気がする。 12. やらかし名無しさん 正直に言うと、読んでる間ずっと冷凍庫のコーラのほうが気になって心臓がバクバクしていた。火事より先にそっちを心配していた自分に気づいて笑ってしまった。この感覚、分かる人には分かると思う。 13. やらかし名無しさん 自分はあの小説の箱入りセット目当てでこのスレを開いた。あれ、決して安くないんだよ。特に古い装丁の版だと今はもう手に入りにくい。投稿者が無事だったのは本当によかったけど、箱入りセットには黙祷を捧げたい。 14. やらかし名無しさん(>>13への返信) ちょうど自分もあのシリーズを読み始めたところだったから、他人事とは思えない。新刊が出る前に読み返そうとして買ったばかりのものが焦げるって、想像するだけでつらすぎる。 15. やらかし名無しさん 現実的な話をすると、借家人向けの保険に入っているなら今すぐ連絡したほうがいい。家財の焼損は対象になることが多いし、原状回復の費用も相談できる。全部を自腹で抱え込む前に、まず契約書を引っ張り出そう。 16. やらかし名無しさん 大家への連絡は電話じゃなくてメールか書面でやること。「いつ、何が起きて、こう伝えた」という記録が残る形にしておかないと、あとで修理費の負担をめぐって話がこじれたときに何の証拠も残らない。 17. やらかし名無しさん(>>16への返信) これは本当に大事。うちの管理会社は、部屋のブレーカーの箱がパチパチ音を立てて照明がちらついても動いてくれなかった。部屋を替わればいいと言われたくらい。婚約者が業者の連絡先を聞き出して自分で電話して、ようやく来てもらえた。 18. やらかし名無しさん タイマーの話に補足すると、缶を入れる「前」にタイマーをかけるのがコツ。先に缶を入れると、そのあとで気を取られてタイマーをかけ忘れる。先にかけておけば、たとえ入れ忘れても鳴った時点で思い出せるので損がない。 19. やらかし名無しさん 電気まわりは本当に油断できない。自分も照明のスイッチを自分で直そうとして、危うく同じ目に遭いかけたことがある。あのときの「バチッ」という音は今でも思い出すと背中が冷たくなる。 20. やらかし名無しさん 念のため書いておくと、冷凍庫の缶が破裂するまでには何時間もかかる。10分で慌てて走り出す必要はまったくなかった。何度も凍らせて庫内を掃除する羽目になった人間が言うので、この点だけは信用してほしい。 21. やらかし名無しさん 今日の学びは3つ。炭酸飲料を冷凍庫に入れたらタイマーをかける。充電ケーブルを人が通る床に這わせない。そして消火器の置き場所を家族全員が言えるようにしておく。投稿者の授業料でこれが手に入るなら安いものだ。 まとめ きっかけは、冷えていないコーラ1本。それを思い出して飛び起きただけで、ソファとコンセントと壁が犠牲になった。コメント欄は「缶を速く冷やす方法」と「そもそも配線がおかしい」の二大勢力で埋まり、その合間に「で、コーラは飲めたのか」という声が絶えず挟まる。答えは、飲めた。無傷だった。手元の1本のためにここまで失う日があると知っておくと、次に冷凍庫の扉を閉めるとき、たぶんタイマーをかける気になる。 元ソース: チェリーコーラが飲みたかっただけで、コンセントから火を出してしまった話 The post 「あ、コーラが破裂する」とソファから飛び起きた3秒後、コンセントから火が出ていた話 appeared first on やっちまった!海外のやらかし告白.…