会議中、同僚のある口癖が気になって仕方ない——そこまでは誰にでもある。この投稿者が違ったのは、その回数を数えるアプリを10分で作ってしまったことだ。しかも自分だけの秘密の遊びでは終わらなかった。2日後、同じ会議室で9人が無言でスマホを叩いていた。 ※注:本文中の「また改めて」は、英語の会議で多用される決まり文句「circling back」を訳したもの。「その件はいったん置いて、後でまた戻ります」という意味で、日本の会議でいう「持ち帰ります」「追って共有します」に近い。話が前に進むわけではなく、間をつなぐ潤滑油として連発されやすい言葉である。 何をやらかした? 📌 会議で同僚が「また改めて」と言った回数を数えるアプリを、投稿者が冗談で自作。同僚2人に見せたところ一気に広まり、2日後には9人が会議中に無言でスマホを叩く事態に。専用のグループチャットと週間ランキングまで生まれ、投稿者は会議が待ち遠しくなってしまった。 事の発端 同じ一文の中で2回言う 職場に、仮にKさんと呼ぶ同僚がいる。Kさんは会議のたびに「また改めて」と言う。しかも一度では終わらない。ひどいときは同じ一文の中で2回出てくる。「その件はまた改めてということで、本題に改めて戻る前に……」という調子だ。 投稿者がこの口癖に気づいたのは4か月ほど前のこと。一度気づいてしまうと、もう耳が勝手に拾うようになった。会議の内容が頭に入らない。Kさんが口を開くたび、意識が「次はいつ出るか」に持っていかれる。投稿者いわく、それで会議が完全に台無しになったという。 10分で作った、自分だけの遊び そこで投稿者は、完全に自分ひとりの楽しみとして、ちょっとしたアプリを作ることにした。といっても本格的な開発ではない。ブラウザで動く小さなアプリを作れるサービスに、AIへ注文を出す要領で「こういうものが欲しい」と伝えただけ。所要時間はおよそ10分だった。 機能はいたって単純で、Kさんが「また改めて」と言うたびに画面をタップするだけ。日ごとの回数が記録され、週間のグラフが表示され、自己最高記録を更新すると通知が飛ぶ。ただそれだけのものだった。 やらかしの一部始終 同僚2人に見せてしまった 投稿者は、これを同僚2人に見せた。本人の言葉を借りるなら、ここが失敗だった。2人は即座に「自分も使いたい」と言い出し、投稿者はリンクを共有した。大したことじゃないよね、と思いながら。 2日で9人、そして週間ランキング誕生 2日後、Kさんが喋るたびに無言でスマホを叩く人間が9人になっていた。専用のグループチャットができた。誰かが週間の最多記録を競うランキングを作った。別の誰かからは機能追加の要望が出た。経理のケイトさんが1回の会議で「正直なところ」を11回言うので、そちらも数えたい、仲間外れは寂しい、という理由だった。 56分で23回 そしてある日、Kさんは56分の定例会議で「また改めて」を23回言った。その場にいた面々はもう限界で、誰かが咳き込んだふりをしてごまかすしかなかったという。 その後 問題は、投稿者が会議を心底楽しみにするようになってしまったことだ。通話中にグループチャットを開き、誰かが自己最高記録を更新すれば全員で祝う。前日の朝9時7分にKさんが「また改めて」と言ったときは、数秒のうちに通知が3件飛んできた。 同僚の耳障りな癖をやり過ごすためにアプリを作ったら、うっかり会議が一日で一番楽しい時間になってしまった——投稿者はそう書いている。そして最後をこう締めた。「Kさんが知ることは絶対にない。最低なことをしている自覚はあるし、それでいて完全に心穏やかだ」 海外の反応 1. やらかし名無しさん 「本人には絶対バレない」って、9人が使ってる時点でもう無理だと思う。誰かの画面を覗かれるか、誰かが口を滑らせるかのどちらかだよ。笑って許してくれる人ならいいけど、そうじゃなかったら、その件はきっちり本人から「改めて」返ってくる。 2. やらかし名無しさん(>>1への返信) 「本人には絶対バレない」の一文が完全にフラグで笑った。ナレーションが聞こえてくる。「——Kは、このあとしっかり知ることになる」 3. やらかし名無しさん 面白いのは分かる。ただ、一人でこっそり数えているうちは笑い話で、リンクを配って9人で共有した時点で性質が変わってる。相手がどう受け取るかに全部かかってる状態は、正直こわい。 4. やらかし名無しさん(>>3への返信) その線引きが全てだと思う。頭の中で数えるのは自由だけど、記録に残して共有した瞬間に、それは「証拠」になる。 5. やらかし名無しさん うちの職場にも似たようなのがあった。「腰を据えて」が口癖の部長がいて、気づいたら全員が「腰を据えて」と言い出してた。ああいう言葉は本当に伝染する。 6. やらかし名無しさん(>>5への返信) 前にいた会社は「握っておきます」だった。誰が何を握るのか最後まで分からないまま、全員が握り続けてた。 7. やらかし名無しさん 会議中に9人が同じタイミングでスマホを触ってたら、もう気づかれてると思う。Kさんのほうは「自分が喋ると全員が下を向く」とだけ感じてる可能性がある。 8. やらかし名無しさん(>>7への返信) 理由が分からないまま「自分が話すと空気が変わる」だけが伝わるの、面と向かって指摘されるより効くと思う。 9. やらかし名無しさん 昔、営業研修の模擬プレゼンで上司に「28分の間に『えーと』を72回言ってた」と言われたことがある。数えられていたと知った瞬間の恥ずかしさは、20年たった今も消えない。 10. やらかし名無しさん(>>9への返信) その話、Kさんがこの先に体験することを先回りで見せられてる感じで、読んでるこっちの胃が痛くなった。 11. やらかし名無しさん 自分も似たようなものを作ったことがあるけど、最初に見せた相手が本人だったから平和に終わった。本人が面白がって自分から周りに広めてくれたんだよ。順番が違うだけで結末は真逆になる。 12. やらかし名無しさん 「リンクを共有した。大したことじゃないよね?」のところで感覚のズレがすごい。同僚のクセを数えるアプリを作って、配って、専用のチャットまで立てて、大したことないはさすがに無理がある。 13. やらかし名無しさん(>>12への返信) 陰で自分の喋り方を採点されてたと知ったら、怒るより先に気味が悪くなると思う。次の会議で口を開くのがしんどくなるやつだ。 14. やらかし名無しさん 個人的に一番好きなのは、経理のケイトさんが「正直なところ」を1回の会議で11回言うから機能を追加してくれと頼まれた件。当初の目的から完全に外れてるのが良い。 15. やらかし名無しさん これ、アプリ作成サービスの宣伝なんじゃないの。投稿の途中でサービス名が自然に出てくる系の話、最近やたら多い気がする。 16. やらかし名無しさん(>>15への返信) 疑いたくなるのは分かる。ただ、同僚の口癖にキレて謎のツールを作り始める衝動のほうは、身に覚えがありすぎて否定できない。 17. やらかし名無しさん AIに指示を出して出てきたものを「10分で作った」と言うのは、実際に手で書いてる人からするとモヤっとする。作ったんじゃなくて、作らせた、が正確だと思う。 18. やらかし名無しさん 「これは不適切な取り組みですね。詳細については来週改めて共有しましょう」——K 19. やらかし名無しさん(>>18への返信) 本人がこのスレを見つけてコメントしてたら完璧なオチなんだけど、実際に見つけてたら誰も笑えないやつだ。 20. やらかし名無しさん 「会議が楽しみになった」の一行だけは妙に刺さった。やり方は最悪だけど、退屈すぎる会議をどうにか耐えようとした結果ではあるんだよな。次はKさん本人も混ぜた形でやってほしい。 まとめ 気になって仕方ない同僚の口癖を、数えて可視化すれば気が済む——はずが、9人がかりの遊びに育ってしまった話。コメント欄は「気持ちは痛いほど分かる」という共感と、「一人で数えているうちは笑い話、配った時点で別物」という冷静なツッコミに、きれいに割れた。どの職場にも一つはある呪いの定型句。数えるかどうかは、たぶん人としての分かれ道である。 元ソース: 同僚が会議で「また改めて」と何回言うか数えるアプリを作ったら、会社中が使い始めた The post 「その件はまた改めて、本題に改めて戻る前に」同僚の口癖を数えるアプリを作った結果… appeared first on やっちまった!海外のやらかし告白.…