1 名前:昆虫図鑑 ★:2026/08/10(月) 17:03:38.17 ID:8pCVC4zR.net 4日午後1時、仁川国際空港第1ターミナル4階の休憩スペース「ピソン楼」。猛暑を避けて空港に来た60~80代の「避暑客」約30人でいっぱいだった。彼らは三々五々集まり、持参したおやつを一緒に食べながら、飛行機が離着陸する様子を眺めていた。ここで会ったキムさん(73)は「最近は猛暑のせいで行ける場所がほとんどない」「幸い(敬老パスのおかげで)地下鉄に乗れば無料で涼しくて、いろいろと楽しめるものがある空港まで来ることができるので、最近は毎日来ている」と語った。 同じ日、仁川空港第2ターミナルもほぼ同じ状況だった。午前中からターミナル内にある交通センター(室内のバス待機スペース)に一人、また一人と「避暑客」が到着し始め、昼ごろには約50人に膨れ上がった。彼らは席を取った後、各自持参した枕やレジャーシート、うちわ、弁当をカバンから取り出した。そして、先に来ていた人々とあいさつを交わし、集まって話をしたりしていた。 今夏、記録的な猛暑と熱帯夜が続く中、仁川国際空港は社会的弱者にとって「猛暑の避難所」のようになっている。昼は高齢層たちが時間を過ごし、夜はホームレスやエアコンをつける余裕がない社会的弱者が訪れて眠りについている。冷房設備が24時間稼働している上、65歳以上ならば地下鉄や空港鉄道を無料で利用できるので、交通費の負担がないからだ。このため、毎日通勤するかのように空港を訪れる人も少なくないという。 ソウル市永登浦区から来たというクムさん(84)は「電気料金が心配だから、暑さが最近のように続いても、家でエアコンをつけられない」「銀行は長居すると気まずいし、家の近くには暑さを避ける休憩所もないため、ここまで来た」と語った。ソウル・仁川などの近隣地域はもちろん、京畿道議政府市など公共交通機関で1時間以上もかかる地域から訪れる人も多かった。また、囲碁盤や将棋盤を持参して娯楽活動をする人々も見受けられた。カンさん(80)は「暑いからと言って、家の中にばかりいると息が詰まる。空港は長めが良い上に他の人々と交流することもできるからいい」と言った。 夜になると、空港の光景が一変した。夜8時ごろに再び訪れた第1ターミナルのピソン楼には、昼間に席を埋め尽くしていた人々の代わりに、ホームレス4人が陣取っていた。持ち主の分からない荷物も山積みになっていた。同じくらいの時刻、第1ターミナル交通センターでもホームレス7人が横になって寝ていた。6カ月前からここに来ているというあるホームレスは「空港は24時間開いている。これといった騒ぎを起こしさえしなければ追い出されることもない」「ソウル駅と違って、ホームレス同士でケンカすることもほとんどないし、もっと涼しくて快適なので、ここにいる」と語った。空港で生活するホームレスたちは午前9時ごろに起き、空港のあちこちを歩き回った後、再び午後6時ごろに各自の場所へ戻ってくるという。 熱帯夜をしのぐため、夜に空港を訪れる人々もいた。仁川市に住むイさん(70)は、福祉館の仲間たちから「空港に行けば涼しい」という話を聞き、この日初めて空港を訪れたという。イさんは「最近はエアコンがないとまともに眠れないが、福祉館も夕方になれば閉まってしまう」「今日は空港で寝て、明日の始発に乗って家に帰るつもりだ」と語った。 仁川空港公社は、暑さをしのぐ高齢者やホームレスたちの増加に困惑している。休憩スペースの不足などにより空港利用客に不便が生じているが、公共施設ということで、単に長く滞在しているという理由により空港で暑さをしのぐ高齢者やホームレスを追い出すこともできないからだ。事実、第2ターミナルの交通センターは暑さをしのぐ人々でいっぱいになり、空港利用客や常駐職員たちが立ったままバスを待つことが増えたという。仁川空港の関係者は「現在のところ退去を要請することもできない。実際の空港利用客が不便を感じないよう施設管理にいっそう気を配る以外には、できることがあまりない状況だ」と語った。 ユン・サンジン記者 引用元:…