
1: ビクテグラビルナトリウム(茸) [US] 2026/04/29(水) 13:18:29 保守とは「日本が一番」でも「外国が嫌い」でもない…歴史を知っている人ならわかる「真の保守派」の正体保守とは何か。イギリス在住で著述家の谷本真由美さんは「時間と知恵を重ねて蓄積されたやり方、考え方、しきたりを尊重する考え方のことで、特定の宗教や民族、国家への偏愛とは切り離されたものでなければならない」という――。PRESIDENT Online(プレジデントオンライン) 「保守=右翼」という勘違い 世間一般では、「保守=右翼=なんだか過激で怖いもの」というイメージを持つ人が少なくないかもしれません。 その他にも、 ・天皇陛下支援・憲法第九条反対・軍国主義 ・外国人と外国が嫌い・ゲイやレビアンは嫌い・新しいものが嫌い ・女性が嫌い・女は家庭にいるべき・男が働くべき ・男は男らしく、女は女らしく・体罰をやるべき といった非常に典型的な右翼的なイメージを連想する人が多いのではないでしょうか。 しかし、実はこうした右翼的なイメージは、本来の保守の意味とはかけ離れています。 これは戦後の日本で、マスコミの報道や映画やテレビドラマなどを通じて、「作られた保守のイメージ」といってもよいでしょう。 昭和の頃には、市街地や高速道路でいわゆる「街宣右翼」と呼ばれる人たちの街宣車が走っていることがありましたが、あのイメージが保守と結びついている人が非常に多いのです。 しかし、私のように政治学や国際政治学を学んできた人間にとって、そのようなイメージと保守を結びつけられてしまうことは、非常に歯がゆく思います。 そもそもこの「保守」という言葉自体が、実は日本発祥ではなくヨーロッパの歴史に強く紐づいたものだからです。 「慣習」や「伝統」を重視するワケ 保守主義(conservatism)は、「人間の考えたことには限界がある」という考えに根ざした哲学(思考)のことです。 人間というのは完全なものではありません。 世界には完全なものなどないのです。 これは欧州がキリスト教国であることと関係があります。 完全な存在とは「神」=「ゴッド」のみであり、人間はあくまで不完全なのです。 人間はこれまで王政や民主主義、科学など色々なことを考えついてきました。 しかし、それはあくまで人間が設計したもの、考えたものにすぎません。 人間は必ず間違いを犯します。 そして、最適ではないこともします。 ですから、人間が考える「理想的な社会」があったとしても、一方で、人間本来の性質や生き方に根ざし、長い時間をかけて積み上げられてきた「慣習」や「伝統」の方が、知恵と時間を蓄積している分、優れているだろうという考え方になるのです。…