
1: 匿名 2026/07/27(月) 16:54:20 Online(プレジデントオンライン)豊田章男の「5年前の警告」は正しかった…エンジンを手放さなかったトヨタが「6年連続世界一」になれた理由なぜトヨタは、世界販売台数で6年連続首位になれたのか。政治学者で、群馬県立女子大学非常勤講師の伊藤隆太さんは「中国EVは値下げ競争で利益を削り、EVへ急旋回した欧州勢も巨額の費用計上を迫られている。一方、トヨタはかつて『EVに出遅れた』と批判を浴びながら、内燃機関を手放さなかった。豊田章男氏が5年前に語った『敵は炭素であり、内燃機関ではない』という警告は、いまの自動車市場の現実を正確に言い当てている」という――。2021年9月9日に公表された日本自動車工業会(JAMA)の会見資料で、当時会長だった豊田氏は「敵は炭素であり、内燃機関ではありません」と述べた。脱炭素という目的と、動力源という手段を取り違えるな――その警告だった。当時は、ガソリン車を早く禁止し、BEV(Battery Electric Vehicle、バッテリー式電気自動車)へ一直線に移ることが先進的だとみなされた。トヨタは「EVに出遅れた」と批判された。だが、豊田氏が見ていたのは車両の後ろにある電力、雇用、部品産業、地域差だった。豊田氏が問題にしたのはEVそのものより、EVだけを唯一の正解とする空気だった。守ろうとしたのはエンジンそのものではなく、脱炭素へ向かう「選択肢」である。問われるのは、炭素をどれだけ出すかだ。当時は異端に見えた言葉が、いまでは自動車産業の現実を説明している。トヨタの本当の強さは、BEV投入を急がなかったことより、HEV(Hybrid Electric Vehicle、ガソリンエンジンと電気モーターの動力源を持つハイブリッド自動車)を磨き続けたことにある。HEVは充電設備を待たずに燃費を改善でき、既存の給油インフラを使える。長距離移動や寒冷地でも心理的な不安が小さい。車両価格もBEVより抑えやすい。消費者が環境性能と家計を同時に見る局面では、この「中間解」が強い。さらにHEVは、エンジン、モーター、電池、制御ソフトを組み合わせるため、既存の部品産業と電動化投資を橋渡しできる。雇用と技術を急に断ち切らず、燃費改善という成果をすぐ出せる点も大きい。今回見えているのは、トヨタの完全勝利というより、複線戦略が少なくとも現時点では合理的だったという事実である。…