1 名前:ぐれ ★:2025/06/29(日) 16:30:48.67 ID:viej8eMN9.net ※2025/06/29 14:00 読売新聞 #ケアラーの風景 大人のひきこもり<3> KHJ全国ひきこもり家族会連合会理事長 佐々木善仁さん ひきこもりの長期化と高齢化で、ケアラーである親の心労が増している。全国約40の家族会で構成する、NPO法人「KHJ全国ひきこもり家族会連合会」(東京)理事長の佐々木善仁さん(75)は、「ひとりで悩まずつながろう」と呼びかける。 家族会は、ひきこもりの子どもがいる親ら、同じ悩みを持つ者同士が語り合い、経験や情報を共有できる心のよりどころだ。当事者の居場所としての機能もある。活動内容はそれぞれ異なるが、定期的に会員が集まって、近況を報告しあったり、ひきこもりの経験者らを招いて学習会を開いたりしている。 近年は参加者の中心である親の高齢化が顕著だ。病気や老いへの不安を抱えながら、子どもと向き合い、目の前のことをこなすのに精いっぱいという人も多い。 私は会員になって8年になる。多くの当事者、家族と出会い、話をしてきて思うのが、ひきこもりに対する社会の理解の乏しさだ。 行政などの相談支援機関に出向いても、担当者に「本人を連れて来て」と言われる。担当者が異動で頻繁に代わって情報が引き継がれていない。ひきこもっている本人や家族が、できれば社会とつながりたいと望んで一歩を踏み出しているのに、配慮のなさがそれを阻む。期待を裏切られ、支援を受けるのを諦めてしまうケースが少なくない。 家族会は様々な体験談を聞くことによって学びを得られる場だが、残念ながら、相談を受けて専門的な助言を与えたり、福祉や医療につないだりして問題解決を図れる場ではない。行政などの支援機関には、相談しやすい体制づくりをお願いしたい。一方的な価値観を押しつけるのではなく、人それぞれの個別の状況に寄り添った支援を受けられるようにしてほしい。 つながるために家族会の扉たたいて 私の自宅は岩手県陸前高田市にある。2011年の東日本大震災で、当時50代後半の妻と20代後半の次男を失った。中学時代からひきこもり状態だった次男が部屋から出るのを嫌がり、避難を説得し続けた妻とともに津波に流された。次男は命の危険が迫ってもなお、外に出られないほどの何かを抱え込み、苦しんでいた。私はそれに気づくことができなかった。 続きは↓ 引用元:…