
1 名前::2025/06/28(土) 18:17:41.92 ID:y18E+iDH0.net BE:582792952-PLT(12000) 【宜野座】野菜が値下がりしている。宜野座村の農家は収支が合わないため、育てたキャベツを廃棄することを決めた。「出荷すればするほど赤字になる状況だ」と言う。年初の高騰もあり、農家らは増産に取り組んできたが、価格が下がりすぎたことで収入面で打撃を受けている。 宜野座村の畑に、収穫期を迎えながら、廃棄されるキャベツ約1万玉が並んでいた。昨年末からのキャベツの高騰から一転、4月ごろから値下がりしだした。この畑でキャベツやゴーヤーなどを育てる農家(40)は廃棄するキャベツを前に「せっかく育てたのに悲しくなるね」とつぶやいた。 この農家によると、5月17日、市場で競り落とされたキャベツは1ケース6玉入りで400円。段ボール箱の代金150円を差し引くと、1玉は40円ほど。「資材費や人件費も高騰する中、1玉100円を超えないと利益は出ない」 値下がりが続き、収穫期が終わる6月上旬には出荷を予定していた1万玉の廃棄を決めた。 背景には、生産過剰と在庫余りなどがあると、この農家は推測する。年末からの価格高騰は生育不良が理由だったことから、農家らは作付けに力を入れた。天候に恵まれたほか、3月ごろまでの一定の寒さが害虫の発生を抑えたこともあり、生育は順調だった。「4月10日ごろから、市場には品質がいいにもかかわらず、安い値段のキャベツが並び始めた」という。 県外でもキャベツが出荷時期を迎えると、さらに出回り量が増え、在庫が増え始めた。「当然だが、在庫がはけないと卸売業者も買う必要がなくなる。安くてもなんとか買いとってもらうしかなかった」と振り返った。 沖縄協同青果の担当者によると、野菜全般で安値が続いている。「キャベツについては今年上旬が異常に高い値段で、価格が戻ってきているとみることができる」とした。来期については「県外でキャベツの生産ができない時期に、沖縄で生産し出荷する。その時には価格が上がってくるのではないか」と見通す。 宜野座村の農家は作柄などに左右されない適正な価格で流通する仕組みを求める。「小売店で1玉約260円であれば、生産者も仲卸も利益が出る価格ではないか。少し値段が高くても県産野菜を食べて、農家を応援してほしい」と訴えた。(玉寄光太) 引用元:…