『サブノーティカ2』を巡る裁判でKRAFTONが敗訴。開発元Unknown Worlds元CEOの復職と経営権回復が決定。判決理由書では「ChatGPT」を利用した不当なスタジオ乗っ取り計画も明らかに(電ファミニコゲーマー) 3月16日、『サブノーティカ2』を巡る開発元Unknown Worldsの元経営陣側と親会社KRAFTONの裁判において、デラウェア州衡平法裁判所は原告勝訴の判断を示す意見書(判決理由書)を公開(リンク先PDF)した。 これにより、KRAFTONによるUnknown Worlds元CEOのTed Gill氏らの解雇は正当な理由のない契約違反であったと認定。裁判所はGill氏のCEO復職とスタジオの経営権回復を命じている。 (中略) 同時に、開発中である『サブノーティカ2』の早期アクセス配信に関する権限や、Steamプラットフォームへのアクセス権もGill氏に返還されることが決定した。 (中略) 今回公開された文書において裁判所は、KRAFTONの主張した解雇理由は後付けの口実であると判断。同文書によれば、KRAFTONのCEOは、『サブノーティカ2』が早期アクセスで成功し、最大2億5000万ドルという巨額の追加報酬を支払う事態になることを危惧していたという。 また、同CEOはChatGPTに相談して経営権を奪取する計画を立て、意図的に元経営陣を追放したと認定されている。 (引用ここまで) 韓国のゲーム企業であるKRAFTONはPUBG(PLAYER UNKNOWN’S BATTLE GROUNDS)の大ヒットで知られています。 ……というか、それだけでしか知られていないというか。 AIや映像分野への分散投資が仇となって、IPの空白期間が長くなっているとの危惧が証券会社から出ています。 優秀な社員を獲得するには目立ったIPが必要となるのにPUBG以降、すっかり鳴かず飛ばず。 PUBGの大ヒットのおかげで、それなりにキャッシュはあるのでゲームスタジオを買収したり、他社IPに出資するなどしています。 そして買収したゲームスタジオのひとつが「サブノーティカ」を出していたUnknown Worlds。 このスタジオのCEOをKRAFTONが解雇して、乗っ取っていたのですね。 その理由が「サブノーティカ2を未完成のまま早期アクセスで公開した責任を取らせる」というもので。 これを不服としたUnknown WorldsのCEOらがアメリカで法廷闘争をしかけていたのです。 で、その判決が出まして。 「不当解雇なのでCEOを復職させよ」「経営権を元に戻せ」「損害賠償、追加報酬等については追加された裁判で判断する」との判決。 KRAFTON側の完全敗訴。 ただし、KRAFTON側は判決を不服として控訴中。 この裁判中に出てきた証拠で、KRAFTON側がなにをしたかって話が出てきまして。 ChatGPTに「サブノーティカ2が成功しそうなんだけど追加報酬(2億5000万ドル)を払いたくない。なんとかならないか?」「あとスタジオを乗っ取りたい」って相談して「Unknown WorldsのCEOを解雇したらワンチャンあるかもね」って返答されて、そのまま実行に移したっていう。 ……バカなのかな? 切羽詰まった連中のやることとか分からんですからね。 去年5月には38万5000ウォン前後だった株価も、今日の終値で24万500ウォンに下落。 サブノーティカ2がなければ手元になにもないって判断されたってことかな。 あのパルワールドのIPライセンス許諾を受けて、モバイル版を作るとかいってたのですが去年年末の時点でまだクローズドアルファ版。 まあ、懲罰的損害賠償を受けなければよいですね。アメリカの裁判は甘くないですから。 note.comで楽韓noteを開設しています。中味は楽韓Webを濃厚に仕立てた長編記事。最新の記事は「 韓国国会で「間違った判決は裁判官に懲役10年」「実質4審制」「最高裁判官を倍増」と憲法違反&司法権侵害の立法連発……なぜ? 」となっています。 また、楽韓noteメンバーシップを開いています。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。 マガジンから移行していただけるようお願いします。 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex…