1 名前:昆虫図鑑 ★:2026/03/16(月) 16:28:43.56 ID:s3u2bTJH.net 井端監督も認めた「力負け」 負けたら終わりの一発勝負。その緊張の舞台で真っ向勝負を挑んでいたからこそ、王者の敗北は、目の当たりにした者たちにより強い衝撃を与えた。 あらゆる局面で侍たちは凌駕された。野球日本代表「侍ジャパン」は、現地時間3月14日に行われたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の準々決勝でベネズエラに5-8で敗れた。ベスト8で姿を消すのは、五輪とプレミア12を含めた野球の主要国際大会においては史上初の出来事だった。 タレントがいなかったわけではない。むしろ、その顔ぶれは、個々の成熟度も含めて世界一にまで駆け上がった2023年の前回大会よりも「上」という声すらあった。しかし、日本はベネズエラの豪打の前に打ちのめされた。 たしかにベネズエラには、メジャーリーグの一流どころがいた。ロナルド・アクーニャJr.を筆頭に、ルイス・アラエスやサルバドール・ぺレス、グレイバー・トーレスなど、いずれも世界に名を馳せる名手たちだ。しかし、そのネームバリュー以上の“力”を彼らは発揮した。 出場した各打者は、高めに浮いた甘いボールをことごとく捉えていた。一様に強くバットを降るからこそ、凡退した打席も外野の後方にまで打球が飛ぶ場面が散見した。「打撃のコツはしっかりと振り切る」とはよく言ったものだが、これだけのハイレベルな舞台でチーム全体に意識が統一されているのは、言うは易く行うは難しである。 日本も大谷翔平のソロアーチや森下翔太の3ランなど見せ場がなかったわけではない。しかし、独占配信した『Netflix』の会見の中で井端弘和監督が「ストレートに強いバッターが多かった」と認める通り、チーム全体としての力負けは明確だった。 日本のパワー不足は、海外メディアも「敗因の一端」と分析する。韓国紙『Mania Times』は、ベネズエラ戦の内容、そして結果について「韓国に続いて日本も“力の野球”に不足を露呈した。これは『スモールベースボール』の没落だ」と指摘。日韓両球界で歴史的に続いてきた緻密にコツコツと繋ぐ野球が「もはやその居場所を失った」と論じた。 「技」が「力」に及ばぬ時代 たった1試合で「スモールベースボールの没落」と断じるのは時期尚早という感は否めない。 しかし、攻守両面において「“パワー”が野球を支配している」と論じた同紙は、「投手も精密な制球力や変化球よりも、圧倒的な球速と球威という力の論理に屈服している」と指摘。そして、「かつて韓国や日本の野球が追求していた制球力や、打者のタイミングを狂わせる駆け引きは、160キロに迫る剛速球の前では無力化している」と続ける。 さらに「データ野球が普及するにつれ、“球速こそが正義”という定説はさらに強固なものとなった」「俗にいう『打たせて取るピッチング』は今や、守備に頼らざるを得ない、危険極まりない戦略となってしまった」とも分析する同紙は、日本のベスト8敗退の結果をふまえつつ、球界の現状を説いている。 「結局、日本の負け方が裏付けるように、マウンドにおいても、打席においても、“技”は“力”に及ばないという残酷な真実が証明されつつある。現代野球は、投手に針のような制球力を求める以前に、打者を球威で圧倒できる物理的な破壊力を求めている。まさに、投打ともに圧倒的な力こそが支配する“ビッグボール時代”が出来上がっている」 世界は急激な変貌、いや進化を遂げている。隣国からも「パワー不足」の烙印を押され、投打のあらゆる局面での底上げが必須となる中で、敗北を知った侍たちはどう歩むのか。力負けを喫したからこそ、次の歩みが大事となる。 [文/構成:ココカラネクスト編集部] 引用元:…