743: おさかなくわえた名無しさん@\(^o^)/ 2017/09/13(水) 16:58:24.07 ID:B+g/pxBs.net 二十年ほど前の話。 小学校にあがったりばかりの頃、近所のピアノ教室でちょっと頭角を現した私は都会の有名な先生に習うことになり バスで15分程の距離を毎週通うことになった。 ある日、先生に言われた事が理解できずにくやしくて、帰りのバスで頭がぐるぐるしたまま寝落ちしてしまった。 目が覚めたら知らない風景。どれぐらい遠くに来てしまったんだろう? これ以上家から離れたらダメだ!ととっさに思い、手提げをつかんで次の停留所で降りようとした。 当時はパンチ式のバスカードで、機械に通すと残額は足りたけど 残り数十円と表示されて、逆向きのバスに乗るには足りない・・・ 日も暮れてくるし、お腹もすくし、不安でいっぱいだった。 レッスンで先生に厳しくされたし、バスは寝過ごすしで、情けなくて、お母さんは探してるかな?ちゃんと一人で帰れなくて、私はダメな子だと思ったら涙が出てきた。 降りた停留所は大きい道路沿いで、どうしたらいいか分からないまま、泣きながら歩き始め、気がつけば住宅地をさまよっていた。 人通りが全然なく、でも傍の家からは団欒の気配がして、よけいに寂しくて泣いた。…