1: 蚤の市 ★ 2Cf++c5J9 2026-02-14 11:55:48 「まるでアイドルのようでした」 日本社会を取材してきたフランス人ジャーナリストで、公共ラジオ放送「ラジオ・フランス」東京特派員を務める西村カリンさん(55)はそう驚く。今回の衆院選期間中に取材した高市早苗首相の街頭演説には「高市さんを見たい」と幅広い年代の支持者が詰めかけていた。 ただ、西村さんは高市政権の危うさも感じるという。高市氏が圧倒的な人気ぶりを見せた衆院選は、外国人特派員の目にどう映ったのだろうか。【聞き手・川上珠実】 夢を売る」高市氏の功罪 ――なぜ自民党が圧勝したと見ていますか。 ◆いまの日本では、多くの人が「生活が少し苦しい」と感じ、未来が不安な人もいるでしょう。そんな中、高市氏はエネルギーにあふれ、ポジティブです。私は衆院選を取材し、高市氏は「みんなの聞きたいと思っていることを語り、夢を売っているのではないか」と思うようになりました。 高市氏は自民党総裁選で「ジャパン・イズ・バック」、衆院選で「日本列島を、強く豊かに」というスローガンを掲げました。 外交面でも対中国で強硬姿勢を見せ、日本の強さを打ち出すことで不安を希望に変えようとしている。「彼女なら日本は大丈夫」と思う人が増えたのではないかと思います。 政治家が夢を語ることはある程度必要です。ただ、物価高対策などの関心が高い課題について、短期間で何らかの結果を出さないと、支持者はより深く失望することになるでしょう。 「特別な女性」への期待感 ――選挙前から高市氏と同じ持ち物を買い求める「サナ活」が話題になり、無党派層にも幅広く浸透しました。 ◆女性にとっては、同じ女性だという期待感もあるでしょう。 特に中高年の日本人女性は「女性だから意見を言うことが歓迎されない」など、生活の中で差別的な扱いを受けた経験があると思います。 高市氏が国のトップになった姿を見て、自分たちのロールモデルだと考える人もいるのではないでしょうか。 また、年配の男性支持者にとっては、安倍晋三元首相の継承者である特別な女性ということで、よりアイドル的に受け止めている人が多いと感じました。 ただ、話を聞くと、政策の中身はよく分からないという人も目立ちました。野党は嫌で、その理由として「反対するばかりでは何も進まない」と答えた人たちもいました。 政策はともかく、まずは賛成して勝ち馬に乗ろう。反対する人たちは間違っている――。そんな雰囲気もありました。 日本の選挙戦に感じる違和感 ――なぜ政策の中身が分からないのに、支持が集まるのだと思いますか…(以下有料版で,残り1706文字(全文2850文字) 毎日新聞 2026/2/14 11:00(最終更新 2/14 11:00)…