韓国財政経済部長官「対米200億ドル投資、年内の大規模な執行は難しい」(ハンギョレ) 韓国のク・ユンチョル副首相兼財政経済部長官は16日、年間200億ドルを限度とする対米投資を今年上半期中には執行するのが難しいと明らかにした。対ドルウォン相場を抑えるための追加のマクロ健全性措置は「検討していない」と述べた。 ク副首相はこの日、ロイターのインタビューで「上半期中に対米投資が始まるか」と尋ねた質問に「可能性は低い」と答えた。韓米両国が締結した戦略的投資に関する了解覚書(MOU)によると、米国が主導して投資先を選定することになるが、まだ投資先が確定していない状態だ。ク副首相は「例えば原発プロジェクトが選定されても、敷地選定、設計、建設などいろいろな手続きが必要で、初期投資規模は予想よりはるかに少ないだろう」とし「現在の外国為替市場の状況からみて今年中に大規模な投資がなされることは難しい」と述べた。 (引用ここまで) 韓国への関税を25%から15%へと引き下げる際に、アメリカと約束を交わした「年間最大200億ドルの対米投資」について今年は執行されない可能性が高いとの見解を財政企画部長官(財務相に相当)が述べています。 交渉当時、韓国側関係者は「アメリカは韓国を踏みつけられると思っているかもしれないが、その足に穴を空けてやるぞ」くらいのことを言ったとされています。 ま、ふたを開けてみたらアメリカ側の言っていたことをほぼ丸呑みしていたので苦笑したものでしたが。 今回、財務相がいうには「200億ドルの対米投資はアメリカが選定したものに対して行うが、まだそもそもの事業選定が行われていない。上半期に間に合わせることはできないだろう」と。 まあ……そうなのであれば、アメリカ側も「今年の投資額が200億ドルに達しなかった!」とは言ってこないかもしれませんが。 もうひとつ問題がありまして。 韓国銀行総裁のイ・チャンヨンが新年の会見で対米投資について言及しています。 李昌勇総裁「対米投資、機械的に200億ドルではない……通貨安定が原則」(ファイナンシャルニュース・朝鮮語) イ総裁は2日、2026年の新年の辞を通じて「年間200億ドル規模の対米投資資金がウォン安を招くという憂慮が提起されていることを知っている」として「しかしこれは最大値を意味し、韓国と米国間の業務協約(MOU)に明示されたように実際の投資規模は外国為替市場安定を阻害しない範囲内で決定されるだろう」と話した。 イ総裁は続けて「毎年機械的に200億ドルが対米投資資金として流出するのではない」として「この過程で韓銀は政府と共に外国為替市場安定を傷つけるいかなる決定にも同意しないという原則を守る」と強調した。 (引用ここまで) 「アメリカ側が求めたとしても韓国銀行の同意なしではドルを出したりはしない」とか言い出しているのですよ。 横紙破りする気満々ですね。 アメリカ側が投資を求めて韓国側が履行しないのであれば、関税が25%になるだけ。 つい先日、台湾も対米交渉を終えて20%から15%へと引き下げがありました。 日本、台湾、ヨーロッパ、韓国が一律15%。 ここから脱落するのはちょっと痛いんじゃないでしょうかね。 まあ、200億ドル投資すればいいだけの話ですが。 note.comで楽韓noteを開設しています。中味は楽韓Webを濃厚に仕立てた長編記事。最新の記事は「 韓国に「言論の自由」は果たしてあるのか? 大統領を批判した人々の末路を見てみよう! 」となっています。 また、楽韓noteメンバーシップを開いています。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。 マガジンから移行していただけるようお願いします。 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex…