
1: 匿名 2026/01/03(土) 08:15:30 ID:mnPlMlWl9.net 発電大手JERAや東京ガスが関心を示す米アラスカ州の液化天然ガス(LNG)プロジェクト。 トランプ米政権が化石燃料の開発に突き進む中、「脱炭素の流れに逆行する」との指摘もある。 地元はどう見ているのか。 日本とも歴史的につながりのあるアラスカ州南部キナイ半島郡のピーター・ミッキチェ郡長(64)に聞いた。 【聞き手・浅川大樹】 ――プロジェクトをどう評価するか。 ◆地元の持続的な発展のため極めて重要だ。 雇用創出や人口増加に伴う飲食店増加など経済活性化が見込まれる。 石油・ガス産業は、観光業、漁業と並ぶ地域の主力産業だ。 地元で石油や天然ガスが発見されてLNGを輸出した1960~70年代の活況が期待できる。 ――気候変動への悪影響が懸念される。 ◆世界には(環境負荷の大きい)石炭を多く使う国が存在する。 天然ガスはクリーンなエネルギーを十分に生み出す技術が確立されるまでの重要な橋渡し役だ。 恐らく今後50年先まで、LNGはクリーンエネルギーへの転換で極めて重要な存在であり続ける。 ――地球温暖化で永久凍土が解け住宅が傾くなどの被害が出ている。 ◆確かにアラスカは気候変動の影響を受けている。 永久凍土の溶融や海岸の浸食など懸念すべき状況だ。 ただ、全てがマイナスではない。 北太平洋の海水温の上昇により、ベニザケなどの漁獲が非常に好調だ。 ――トランプ政権のエネルギー政策をどう見るか。 ◆アラスカにとって有益なのは疑いの余地がない。 費用の助成など手厚い支援を想定している。 プロジェクトが前進できるかは政府の支援次第だ。 アラスカは59年に米国で49番目の州となった。 まだ発展途上段階で、石油とガスは州の発展のため極めて重要だ。 ――日本のLNG輸入の歴史は69年、アラスカ産の輸入で始まった。 ◆アラスカと日本は約50年にわたり非常に親密な関係を築いてきた。 当時契約を結んだ東京電力(現JERA)と東ガスに対し、一度も供給途絶を起こさなかった。 信頼と成功の歴史がある。 ――そのJERAと東ガスがプロジェクトへの関心を表明した。 ◆歴史的な経緯を踏まえると、このプロジェクトの理想的なパートナーは日本だ。 エネルギー安全保障を巡り、日本は極めて困難な状況に直面している。 ロシア産LNGの削減が不可欠で、(代替となる)アラスカ産は価値があるはずだ。 アラスカと日本は地理的に近く、その間には安全な海域がある。 アラスカは日本にとって最も安全で強力なパートナーだ。 ◇人物略歴 ピーター・ミッキチェ(Peter Micciche)氏 1961年生まれ。 82年からアラスカ州で石油・ガス会社に勤め、LNGプラント所長を務めた。 2007年に政界進出。 アラスカ州議会上院の共和党議員(3期)などを経て、23年から現職。 サケ漁師としても活動している。 [毎日新聞] 2025/1/3(土) 5:00…