熱気高まる韓国株、大寒波押し寄せる雇用市場…30代「ただ休んでいる」過去最多30万人超(朝鮮日報) 韓国総合株価指数(KOSPI)が14日、初めて4700に乗せるなど、連日過去最高値を更新している。しかし、建設業と製造業の不振が重なり、雇用市場には「寒波」が押し寄せている。昨年12月の失業者数は12月としては過去最多を記録し、失業率も2000年以来25年ぶりの高さを記録した。成均館大国政専門大学院のキム・ドクホ兼任教授は「KOSPIなど金融市場の活気と雇用市場の冷え込みが好対照なのは、韓国経済の『二重構造』を反映しているからだ」とし、「半導体・自動車のような先端産業中心のグローバル企業はウォン安ドル高による恩恵と人工知能(AI)特需で好景気に沸いているが、鉄鋼・化学など従来型の製造業は中国との競争で押され、雇用創出力を失うという二極化が深まっている」と話した。 KOSPIが初めて4200を超えた昨年11月3日から今年1月6日に4500を突破するまで、有価証券市場(メーンボード)の時価総額は261兆1425億ウォン(約28兆円)増えた。このうち韓国半導体大手であるサムスン電子、SKハイニックス半導体の時価総額の伸びは241兆7341億ウォンで全体の92.6%を占めた。この期間にサムスン電子とSKハイニックスの株価はそれぞれ25.0%、17.1%上昇し、KOSPIが4200から4500に上昇する上で決定的な役割を果たした。 しかし、4500を突破後は指数上昇を主導する銘柄が変わった。1月6日から14日にかけ、KOSPIの時価総額が164兆9781億ウォン増えたが、半導体2社の伸びは16兆8397億ウォンで割合は10.2%にとどまった。一方、1月14日現在で時価総額上位10銘柄(サムスン電子優先株を除く)のうち、造船(HD現代重工業)、防衛産業(ハンファエアロスペース)、原発(斗山エナビリティー)とロボット(現代自動車・起亜)に分類される5銘柄の時価総額の伸びは合計で50兆9861億ウォンで全体の30.9%を占めた。 (中略) 過熱する株式市場に対し、建設業不況長期化と製造業の景気低迷が重なり雇用市場は冷え込んでいる。国家データ処が発表した昨年12月と昨年通年の雇用動向によると、12月の失業者数は121万7000人で前年同期に比べ10万3000人増えた。12月としては1999年の統計開始以来最多だ。失業率は4.1%で、12月としては1999年(5.2%)、2000年(4.4%)に次ぐ3番目に高い水準だった。 (中略) 雇用の冷え込みは青年層に集中している。昨年、青年(15~29歳)の就業者数は17万8000人減少し、40代(5万人)、50代(2万6000人)の減少幅を大きく上回った。(中略)仕事せずに就職をあきらめて「ただ休んでいる」は昨年255万5000人で、前年より8万8000人増え、2003年の統計開始以来最多だった。特に30代(30万9000人)は過去最多で、青年層も42万8000人で、2020年に次ぐ多さだった。 (引用ここまで) 韓国の生産年齢人口(20〜64歳)は3600万人前後。 そんな中、就職に備えもせずに「ただ休んでいる」だけの人が255万人。生産年齢人口の7%にあたります。 「ただ休んでいるだけ」の65歳とかもいるかもしれないので、生産年齢人口との直接の比較はどうなのかって部分はあるにしても。 ちなみに30代人口は660万人。 うち約31万人が「休んでいるだけ」となります。 ざっくり4.7%か。なかなかのやばさ。 そんな中、韓国の株式指数であるKOSPIは上昇しているのですけどね。 これはサムスン電子とSKハイニックスが主導したもの。 1年間で91.52%の上昇となっています。 日経平均は39.85%の上昇。 ただし、5年で見るとKOSPIは56.87%の上昇。 日経平均は89.12%の上昇となってしまうのですが。 KOSPIは2023年あたりのメモリの低迷期で長らく下落局面だったので当然。 というか韓国の場合は平均株価が上がるも下がるもメモリ価格次第なのが分かってもらえるかと思います。 まあ、株式市場ってものが実体経済を反映したものではないってのは、ドイツのDAXが爆上がりだったり、中国の上海総合指数が1年半で1.5倍くらいになっていることを見ても分かるとおりですが。 それにしても韓国の株式指数はメモリ価格に左右されすぎで草。 楽韓さんもサムスン電子の株を買って(この後に1回ナンピンした)、1年ちょい保有してそれなりに儲けて売り払いました。 サムスン電子は半導体サイクル株ですからねぇ。 ついでにいうとWebtoon Entertainmentの株主にもなったことありますよ。1週間くらい。2ドル上げたところでさっと売り抜けて終了(笑)。 といったわけで経済の中味と株価ってのは連動しないのです。 韓国国内がきつい不況であっても、外需株は上がるよねっていうだけの話だったのさ。 note.comで楽韓noteを開設しています。中味は楽韓Webを濃厚に仕立てた長編記事。最新の記事は「 韓国に「言論の自由」は果たしてあるのか? 大統領を批判した人々の末路を見てみよう! 」となっています。 また、楽韓noteメンバーシップを開いています。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。 マガジンから移行していただけるようお願いします。 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex…