1: 匿名 2025/12/28(日) 17:26:15.17 ID:??? TID:SnowPig 全国的な碾茶シフトが、日本茶全体の需給と価格を揺るがしている。 茶業界で今年最大の衝撃となったのが、シーズン終盤に取引される「秋冬番茶」の高騰だ。 一般家庭で広く親しまれるほうじ茶や玄米茶は今後、大幅な値上げが避けられない見通しで、事業者からは「消費者がお茶から離れてしまう」と懸念の声が上がる。 「過去にない異常事態。一体どこまで上がるのか」。 茶製造販売の老舗ちきりや(京都市中京区)の米内政明社長は、茶の取引が最終盤を迎える10月下旬、各地の秋冬番茶の価格動向にくぎ付けとなっていた。 全国最大の茶産地、鹿児島県の市場では、秋冬番茶の荒茶の取引で連日1キロ3千円以上の値が付いた。 「八十八夜の前後に摘む一番茶を上回る水準だ」。 最も安価な番茶のあり得ない値動きに、米内社長はうなった。 試算では、玄米茶の販売価格が200グラムで約300円から500円近くに押し上げられる。 茶葉100%の商品は、100グラム500円以上になるという。 「仕入れ値を反映すれば価格が2倍になり、売れなければ在庫を抱える。廃業や倒産が急増する恐れがある」。 米内社長は危惧する。 煎茶生産が減少する中、飲料大手各社も主力商品のペットボトル緑茶の原料確保に全力を挙げる。 高級な一番茶をしのぐ二番茶や秋冬番茶の急騰は、こうした需給バランスの変化も影響している。 つづきはこちら >>…