1. 匿名@ガールズちゃんねる 「家族が食べ残しても、そういうものだと思っているので怒りはありませんでした」 おせち作りから「卒業」したのは、息子が巣立ち、離婚して一人暮らしになってから。 しばらくは「罪悪感」を抱えていたという。 「私はおせちを作る時間が苦手でした。それは、私の中に残っていた『昔からの当たり前だと思い込まされてきた考え方』の問題ではないかと思えるようになりました。作らなくても私の価値に影響はない、今はそう思えます」 好きなものを食べて新年を祝おう。肩の力が抜けた新木さんは、元日にはお雑煮を作り、「子どもが帰省する年は煮しめや黒豆くらいは作ったり買ったり」して過ごすようになった。 「おせち料理ほど、作った人の労力と食べる人の喜びが合致しない料理はない」 フードコーディネーターの資格を持ち、「食」の取材経験も豊富な文筆家の浅野陽子さん(51)はおせちをそう表現する。 「より一層『映え』が重視される世の中になりました。おせち料理を用意しなかった人はSNSのおせち料理の投稿を見て自責の念を抱く場合もあるでしょう。一方で用意して疲れ切っている人もいる」 そもそも、家庭内で料理の負担は女性に偏っている。国立社会保障・人口問題研究所が23年8月に公表した全国家庭動向調査でも、家事頻度の割合は夫よりもすべての項目で妻の方が大きい。 そして妻が最も負担していたのが「炊事」だ。「毎日・毎回」担っていると答えた人は女性で86・5%に上った一方、男性は6・6%にとどまる。 2025/12/28(日) 17:04:41…