大手殺虫剤メーカーのアース製薬は12月23日、商品開発の過程で犠牲になった虫たちを弔うため、兵庫県赤穂市の妙道寺で「虫供養」を行いました。赤穂市の坂越工場の敷地内にある研究所では、100種類以上の虫を飼育しており、例えばハエや蚊はそれぞれ約5万匹ずつ、日本の家庭における代表的な害虫であるゴキブリは、100万匹近くいるそうです。これらの虫の飼育はもちろんペットとしてではなく、全ては殺虫剤や防虫剤など新商品の研究開発のため。生物の生態や特徴などを調べたり、開発している新しい薬剤に対する効果の有無、そして反応などを分析するのに活用しています。そのような小さな命の貢献に対する感謝と敬意を込めて、アース製薬は1980年代から虫供養を実施しています。今年も様々な虫の「遺影」が寺院の本堂に並べられる中で、商品開発を担当する社員ら約100人が参加し、合掌・焼香して虫たちの冥福を祈りました。なお、日本の主要な農薬メーカーが加盟する業界団体、クロップライフジャパンも1955年から虫供養を続けており、農林水産省や植物防疫団体の関係者などが参加し、しめやかに供養が行われています。この虫供養の件が海外でも取り上げられ、大きな反響を呼んでいました。寄せられていた反応をまとめましたので、ご覧ください。「なんて面白い国なんだ!」 昆虫を愛でる日本人の特殊な歴史と世界への影響が話題に…