
1: 匿名 2025/12/25(木) 18:13:39.25 ID:tgaCN4Lj9 >>12/25(木) 17:00 東洋経済オンライン チョコレートの値段が、いつの間にか高くなっている──。そう感じている人は少なくないだろう。 この背景には「カカオショック」と呼ばれる状況がある。チョコレートの原料であるカカオ豆の価格が高騰し、世界的にチョコレートの価格が上昇している。さらに、将来はカカオが十分に手に入らなくなるかもしれないという危機感が、大手チョコレートメーカーやカカオ関係者の間で漂っているのだ。 こうした中で注目されているのが、カカオを使わずに作られた「チョコレートそっくりの食品」だ。法律上、カカオを使わなければチョコレートと名乗れないので「代替チョコレート」などと呼ばれる。 だが、物珍しさを狙ったものではない。チョコレート産業を未来へつなぐための、現実的な選択肢なのだ。 それにしても、ひと口味わえば、まるでチョコ。代替チョコだけに「だいたいチョコ」とダジャレも言いたくなってしまうほど、完成度は高い。 カカオ豆相場は1年余りで4倍に急騰 本題に入る前に、まずは「カカオショック」について整理しておきたい。 カカオ豆の価格は、2023年の秋から上昇し始めた。それまでニューヨーク市場で1トン当たり2000~3000ドル台で推移していた価格が、24年4月に1万ドルを突破。同年12月には1万2000ドルを超え、史上最高値を更新した。25年夏以降は下落傾向に転じたものの、現在も価格は6000ドル近辺という高水準にある。 投機的な動きも指摘されるが、本質的な要因はカカオ産地にある。世界のカカオ生産量の6割以上を占めるコートジボワールとガーナを中心とした西アフリカで、23年から24年にかけてカカオ豆の収穫量が減ったのだ。 第1の要因は気候変動にある。天候不順によって干ばつと大雨が繰り返され、新たな病害虫やカカオの病気が増えてしまった。 第2に、主要産地が抱える社会的問題がある。多くのカカオ農家は生活水準が低く、栽培・加工技術を学ぶ機会が少ないため、収量や品質が安定しにくい。さらにガーナでは違法な金採掘が広がり、より収入の見込める金の仕事へ人が流れたり、農園が破壊されたりしている。 第3の要因は後継者不足だ。重労働で収入が安定しないカカオ生産から若い世代が離れつつある。農園が引き継がれなければ、生産の低下は避けられない。 こうした複合的な要因から、カカオの価格高騰は一過性のものとは言い切れないのだ。 続きは↓ カカオ急騰で熱視線「代替チョコ」驚きの最新事情…