1: 匿名 2025/12/25(木) 17:51:03.48 ID:K8SWjDTS9 架空の名前で求職者になりすまし、自ら採用面接を受けていたとして、厚生労働省は東京都内の公共職業安定所(ハローワーク)の職員を戒告処分とし、発表した。職員は採用に至った分を就職件数として計上しており、「目標達成のためだった」と話したという。 発表によると、この職員はハローワーク墨田(東京都墨田区)の職業指導官。架空の求職者を登録し、9社で計13件の求人に応募。うち4件で採用となり、就職件数として計上していた。厚労省は国家公務員法違反(信用失墜行の禁止)に当たると認定。戒告は4段階ある処分の中で最も低い。告発など刑事手続きは見送ったという。 ハローワーク墨田は職員1人あたりの就職件数として、月12件という目標を設定。処分された職員は自ら月30件という目標を定めていた。職員は「目標達成が危ぶまれたために不適切行に及んだ」と説明したという。 厚労省はこの事案を受け、全国544カ所のハローワークを対象とした調査結果も公表した。なりすまし事案は他に把握されなかったという。 ■数値目標が人事評価の対象に 職員個人に数値目標が設定されている職員がいるハローワークは、全体の93%だった。46%では目標が人事評価の対象となる職員がいた。数値目標は、求人の情報提供数や求職者の就職件数、求人の充足件数などが多く設定されていたという。 ハローワーク墨田は、全国で18カ所指定されている「課題解決型支援モデル事業所」の一つ。8割にあたる14事業所では、組織として個人単位の数値目標を設定していた。15事業所では個人の数値目標が人事評価の対象となる職員がいた。 各ハローワークでこれまでに登録された求職者がなりすましでなく、実在するかの確認はしていないという。「人員の問題で難しい」とした。 (編集委員・沢伸也、華野優気) [朝日新聞] 2025/12/25(木) 17:13…