韓国ネットの反応 100年という長い歳月を経て、日本の鎌倉から一つの歴史的建築物が帰還しました。今回、景福宮の継照堂で特別展「帰ってきた観月堂:時を歩む」が開催されることになった「観月堂(クァヌォルダン)」は、朝鮮時代後期の木造建築で、王室関連の祠堂であったと推測されています。 20世紀初頭に日本へ渡り、東京を経て神奈川県鎌倉市の高徳院に安置されていましたが、今年6月に同寺の佐藤孝雄住職の寄贈により、ついに韓国への帰還を果たしました。驚くべきは、その帰還の舞台裏です。 佐藤住職は「文化遺産は本来あるべき場所に戻るべきだ」という信念のもと、法的義務がないにもかかわらず、解体や輸送にかかる多額の費用をすべて自費で負担したといいます。 さらに、今回の功労で授与された大統領表彰の賞金までも寄付する意向を示しており、その無償の善意が大きな話題となっています。建築遺産が完全な形で還収された初めてのケースとなった今回の「観月堂」。 展示では、屋根を支える大工や、龍やクモの紋様が刻まれた瓦など、当時の精巧な技術を間近に確認することができます。 この記事へのコメントはこちらからお願いします。…