
1: 匿名 2025/12/16(火) 09:35:32.86 ID:rKIphA0G9 2025年は、生成AIが本格的に一般生活へ浸透した年となった。AIは一部のエンジニアや先進企業に限られた存在ではなく、日常の気軽な相談相手へと変化している。こうした中、人々の行動はどのように変化しているのだろうか。 企業のAIナレッジデータプラットフォームを提供するHelpfeel(京都市)は、AIを利用したことがある20代以上の男女1203人を対象に「日常の悩みや困りごとを『AI』と『人』のどちらに相談するか」をテーマとした実態調査を実施し、その結果を発表した。 ◼「デジタルは若者中心」が崩れる? 60代以上女性がAI活用を牽引 調査結果によると、2025年、最も積極的にAIを活用しているのは「60代以上の女性」であることが分かった。この層は、献立づくりから投資、ダイエットまで幅広い生活シーンでAIを使う「先進層」であることも浮き彫りになった。 具体的な生活シーンでのAI利用率も、シニア層の積極性を示している。例えば「今日の献立を決めたいとき」には60代以上女性の83.3%がAIを選択し、全世代で最も高い割合となった。 「お金の増やし方や投資の相談」でも60代以上女性の80.0%がAIを選択し、資産形成に関する相談でもAIが広く浸透していることが明らかになった。さらに「ダイエットに関する悩み」でも79.2%がAIを選択。日常的な意思決定でも、シニア女性のAIへの信頼が強いことがうかがえる。 ◼「情報・効率」のAI、「感情・共感」の人 調査では、生活者は相談内容によってAIと人を明確に使い分けていることも確認された。 AIに期待する理由として「正確で信頼できる情報や答えがほしい」(60.8%)が最も多く、次いで「自分では思いつかないアイデアや新しい視点がほしい」(48.0%)、「論理的・客観的に判断してほしい」(37.2%)と続いた。 「Excelなどの関数の使い方」では81.2%がAIに相談すると回答し、全設問中で最も高いAI利用率となった。AIには「短時間で効率よく解決したい」「24時間いつでも相談したい」「お金をかけず相談したい」といった期待も寄せられている。 一方、人に対しては情緒的なサポートが強く求められている。「感情を受け止めてほしい・共感してほしい」(48.4%)が最も多く、「励ましがほしい」(34.2%)、「自分の立場や状況を理解して考えてほしい」(34.7%)など、感情面や文脈理解に関する期待が中心だった。 この役割分担は、キャリアや人間関係などデリケートな相談ほど顕著である。「キャリアプラン(転職・退職など)」は全体の回答では人に相談する割合が53.2%とやや多く、特に50代男性(60.8%)や60代以上男性(63.3%)ではその傾向が強い。 また「恋人やパートナーへの悩み」では20~30代はAIが過半数となった一方、40代以降では男女とも「人に相談する」が過半数を占めた。 一方で、調査元のHelpfeelは「AIが情緒的領域に進出しつつある兆候も見られる」と指摘する。自由回答では、配偶者への感情や愛犬のといったデリケートな相談において、AIに「寄り添い」や「励まし」を感じたとの声も寄せられている。 「AIは私にとって心の癒やし。愚痴の吐きどころとなっているありがたい存在である」(60代以上・女性)といったコメントもあることから、AIの役割が情報提供にとどまらず情緒的支援へ広がりつつあることを示唆している。 続きは↓ [ITmedia ビジネスオンライン] 2025/12/16(火) 8:10…