
1: 匿名 2025/12/17(水) 13:37:51.35 ID:t3rDgDSY0● BE:582792952-PLT(13000) 職場での「〇〇ちゃん」呼びはハラ―。運送会社に勤めていた40代女性が年上の元同僚の男性からハラを受けたとして賠償を求めた訴訟で、東京地裁が今年10月に出した判決が波紋を呼んでいる。一見信じ難いと思う判断が出るまでにどんなやりとりがあったのか。ちゃん付け呼びを「なれなれしい」と感じていた原告の女性に対し、「特別な意味は無い」と釈明する男性。法廷での尋問や訴訟資料からは、職場での小さな違和感が、やがて取り返しのつかない深い溝となっていく経過が明らかになった。(共同通信=助川尭史) ▽「なんか距離が近い…」突然届いた「感謝」の電報 原告の女性は10年前から東京都内にある営業所で、電話応対の部署で勤務していた。2020年2月に対応エリアが変わり、同じ地域を担当する営業課係長の40代男性に業務の報告をするようになった。 男性は日頃から同僚を呼び捨てや愛称で呼び、女性は名字の一部をとって「ちゃん」付けで呼ばれるようになった。そうした態度に「距離が近い」と不快感を抱きながら仕事を続ける中、“事件”が起こる。 2021年4月、突然職場で男性から自宅の住所を聞かれ不思議に思っていると、自宅に1通の電報が届いた。「いつも明るく対応してくれることにみんな幸せを感じています。普段はなかなか口に出していえないけど、今日は1年分の、ありったけの思いを込めて『ありがとう』!!」表紙には「祝」の文字が刻印され、宛名にはちゃん付けの女性の呼び名、差出人は男性の名前が記されていた。 後の裁判で男性はこの行動をこう説明している。「女性は仕事が細かく丁寧で、非常にありがたい存在でした。そこで、ドライバーたちと相談して感謝の気持ちを込めた電報を送ることで、仕事の活力を出してもらおうと思いました」。職場では従業員同士で電報を送り合うことは日常的にあったという。 (写真:47NEWS) ただ、女性の受け止めは180度違っていた。「お礼の気持ちは会社で示すことができるにもかかわらず、自宅に突然上司から郵便が届いて不愉快でした。あの時住所を聞かれたのはこのことだったのだとピンときて、すごく気持ち悪く、恐怖すら抱きました」 その後も男性とはさまざまな場面で関わらざるを得なかった。 一緒に営業所内でさがしていた荷物を見つけた時、背後から近づいてきた男性に驚いて「きゃっ」と声を上げると、「今のかわいい」と返された。 クレームがあった荷物の処分作業をしていた男性から、「癒やして」と呼びかけられた。 会話中、ふと前かがみになった時「それ胸元がはだけて下が見えてしまうよ」と言われ、その後には「格闘技をやってるって聞いたけど、体形良いよね」とからかわれた―。 2021年11月、出勤時に涙が出るようになった女性は上司に相談。男性は厳重注意となった一方、女性はうつ病と診断され、休職後に退社。2023年、約500万円の慰謝料などを求めて会社と男性を相手取り、裁判を起こした。…