
1: 匿名 2025/12/13(土) 10:23:52.39 ID:gb7qV/xH9 明暗分かれた2025年のアニメ映画 『鬼滅の刃』は興収1000億円超… カギを握る“ファンとの接点” 2025年、アニメ映画は記録的な躍進を見せた。 『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』が日本映画史上初となる全世界興行収入1000億円を突破し、『名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック)』はシリーズ3作連続の興収100億円超えを達成。『劇場版 チェンソーマン レゼ篇』は北米で週末興収1位を獲得し、全世界で200億円規模のヒットとなった。 8日には『鬼滅の刃』のゴールデン・グローブ賞へのノミネートも発表。こうした華やかな成果を見ると、アニメ映画市場は今年も拡大基調にあるように思える。 しかしその一方で、作品ごとの結果は意外なほどばらつきがあり、明暗がこれまで以上にはっきりした1年でもあった。 今年の大ヒット作に共通するのは、作品とファンのあいだに“日常的な接点”が存在していた点だ。 『鬼滅の刃』は原作連載終了から5年が経ってもSNSでファンアートや考察が絶えず投稿され、配信プラットフォームではテレビシリーズをいつでも振り返ることができる。 長いシリーズほど細部を忘れやすいものだが、配信の存在によってすぐに物語へ戻れる環境が整っていることは、劇場へ足を運ぶ際の心理的ハードルを下げている。 『チェンソーマン』もまた、原作連載の進行とSNSコミュニティの盛り上がりが映画公開前から熱量を押し上げていた。 『名探偵コナン』は、30年近くにわたり毎年劇場版を届けてきた歴史が「春になったらコナンを観に行く」という世代をまたぐ習慣を形成している。 公開直前の大型広告だけで観客を動かす時代ではなく、応援上映や週替わりの来場者特典を目当てに劇場へ足を運ぶ観客が増えている今。もともと興味が薄かった作品でも、SNSで盛り上がりを目にして“遅れて参戦”するケースも珍しくない。 こうして作品世界が日常的に語られ続け、公開後も更新されていく流れは、2025年のアニメ映画市場を読み解くうえで欠かせない視点と言えるだろう。 一方、細田守監督の『果てしなきスカーレット』は、金曜ロードショーでの過去作4週連続放送という大型プロモーションを展開したものの、初週末興収は前作『竜とそばかすの姫』の約4分の1にとどまった。 従来の“少年少女の成長譚”というイメージから大きく転じ、ダークな世界観を基調としたビジュアルや復讐劇を軸とした物語は、これまでとは違う受け止め方をした観客も少なくなかっただろう。 その挑戦の意義については評価が分かれるところだが、映画の情報源がSNS中心となり、初動の評価がその後の動員に大きく影響する状況が改めて浮き彫りになった事例といえる。 続きはリンク先…