1: ぐれ ★ h9saDMK99 2025-12-06 10:01:07 ※12/6(土) 6:30配信 信濃毎日新聞デジタル 隣組3世帯で管理している金刀比羅(ことひら)社の社殿の老朽化が進み、今後の安全と維持管理に不安が生じている―。こんな困りごとを、長野県長野市松代町松代の林正昭さん(69)が本紙「声のチカラ」(コエチカ)取材班に寄せた。傷んだ箇所を修復しようにも費用負担は大きい。土地や建物を処分するにも、所有者がはっきりしない。地域で長年大切にしてきたが、支え手不足が影を落としている。 林さんらが管理する金刀比羅社は、玉垣と板塀で囲まれた135平方メートルの敷地に、石の鳥居と庚申塔、瓦ぶきの木造社殿と小さな社が建つ。1593(文禄2)年、東条村(現長野市)の修験者が同村に勧請。1648(慶安元)年に現地に移ったといういわれがある。 支え手は残り3世帯 かつては一帯の多くの世帯が共同で管理し、2002年に親世代が瓦をふき替えた際も7軒残っていた。今では3世帯4人に減り、全員が70歳前後。社殿の外壁には隙間が空いて雨雪が吹き込み、玉垣も一部が傾いたままだ。 板塀は倒れないよう補強し、一部は撤去したが、残る外壁の補修は見積もりで約32万円かかると分かった。「社の由緒は理解しているが、安全面での心配が尽きないし…」と林さん。地元の象山神社宮司を招いて3軒で続けてきた年2回の例祭にも費用がかかり、数年前に1回に減らした。3軒に後継者はなく、「先々の管理ができない」と社の処分も考え始めた。 調べても所有者分からず 処分に当たり、林さんたちは社殿と境内の所有者を調べようと、長野地方法務局(長野市)や市資産税課、県神社庁に問い合わせた。結果、土地は「金比羅社地」の名義で登記されていたが、所有者(代表者)は分からず、建物は登記されていなかった。県神社庁と関係はない。象山神社の宮司にも権限がないという。 維持管理限界に 続きは↓…