1: シャチ ★ J6y2qWft9 2025-12-03 16:16:10 消化器内科医の松生恒夫さんが、豊富な診療経験を基に、胃や腸の整え方を紹介します。 消化器内科を専門に便秘外来も開いているので、いろいろな原因で便通に困っている人が来院されます。肥満気味の男性で糖尿病治療のため、糖質制限ダイエットはうまくいったものの便秘になった方がいます。便秘の改善には、食生活の見直しが不可欠。その見直しが糖尿病にも効果的で薬がいらなくなった患者さんを紹介します。 55歳で糖尿病診断、夜のドカ食い、甘いもの好き 会社員のKさん(65)は、10年前に健康診断で、3か月間の血糖値を示すヘモグロビンA1cが6.8(6.5以上が糖尿病型)、空腹時血糖132(126以上が糖尿病型)で糖尿病と診断されました。身長1メートル70で体重は88キロの肥満体形で、管理栄養士から食事指導を受け、通勤時に歩く距離を伸ばすようアドバイス。ところが1か月続けても数値に変化はなく、血糖降下薬を飲むようになりました。 Kさんの食生活には問題が。夕食はいつも午後10時ごろ。ビールやウイスキーを飲み、すぐに寝てしまう生活です。おまけに甘い物が好きで、ケーキやチョコレートをよく食べていたそうです。指導を受け、甘いものを少し減らしたくらいでは、あまり血糖値の変化がなかったということでした。 糖質制限ダイエットに効果はあったが… そのころ、糖質制限ダイエットがはやっていて、Kさんが読んだ本には「肉はいくら食べてもいい、酒も大丈夫。炭水化物と甘い物は極力控える」という内容だったので、「これならできそう」と取り組み始めました。 効果はてきめんで、1か月で体重が2、3キロ減少し、ヘモグロビンA1cも改善してきたそうです。1年たったころには、体重は70キロ台まで10キロ減少、薬を飲みながらですが、血糖値もよくなりました。 Kさんが私のクリニックを訪れたのは、そのころです。腹部の膨満感が出現し、排便は2、3日に1回。硬くなり排便がつらくなってきたと言うのです。市販の下剤を使っていました。(以下ソースで 12/3(水) 11:00配信 読売新聞(ヨミドクター)…